99%のYouTuberは駆逐される YouTube界の残酷な未来予測(中川淳一郎)

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YouTube以外にも……ネットで繰り返される悲劇

地上波テレビが依然圧倒的な影響力を持っている(残念ながらこれは事実だ)日本だが、コロナ禍により、その活動の場を奪われた芸能人がこぞってYouTubeに参戦。0.数%の既存YouTuberの「トップクラス」を凌駕する人物が続々と登場した。

自由競争だから非難するのはお門違いなのだが、なんだか寂しさを感じてしまうのだ。「あぁ……結局テレビ的世界観がまたネットを席巻したのか……」と。

別に私自身はネットの代理人でもないし、ネットの発展を妨げるような発言をすべきではないのはわかっている。ただ、「なんか寂しいな」と思うだけなのだ。同様の経験は今回のYouTubeを含めこれまでに5回あった。

ブログ:2000年代中盤にグルメ、書評、家族を自虐的に描く、仕事の内情、闘病記などを書いていた人が注目されたが、2008年ごろから芸能人の本格参戦により完敗。

ツイッター:ITリテラシーの高い「ギーク」が上位にいたが、2010年ごろからの芸能人の一斉参戦により中心は芸能人に。

Google+:当初「日本一Google+フォロワーが多いのは女子大生!」という報道があったが、2011年12月のAKBグループ参戦ですぐに彼女のフォロワー数ランキングは数十番目に。

インスタグラム:一般人の写真投稿の場であったが、モデル系を中心とした美貌とプロによるカメラ技術、スタイリング技術によりこれまた粉砕。

YouTube:長らくつづいていたプラットフォームだがこの数年で芸能人が席巻するように。おそらくテレビの衰退によりYouTubeに活路を見出さねば、と考えたのだろう。コロナ禍によりこの流れは加速。

地道にやってきた一般人が駆逐される様はなんだか悲しい

インターネットは自由競争なのだから、何があってもいい。だが、もともとテレビ界隈、及び芸能界が見下していたYouTubeに芸能人がこぞって参戦し、これまで地道にやっていた一般人を駆逐している様がなんだか悲しいのだ。

だからこそ、注目を集めるために「故・岡江久美子さんの息子がYouTubeで心境告白」といった「不謹慎系YouTuber」がどうでもいいバカ動画を上げつづけているのだろう。

さっさとネットと関わらない生活してーよオレ、という気持ちにますますなっている。どうせ芸能人がまた荒らしに来るんだろ? そう考えるとそれほどネットに熱心でないジャニーズ事務所に対して無駄な親近感を抱いてしまうのである。


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