夢焦がれて挫折ばかりだった2期生、それでも──

──特に昨年は、北野さんの同期である2期生の卒業も相次ぎました。
北野 やっぱり2期生って、研究生の時代が長かった子もいれば、(加入直後からセンターに抜擢された)堀未央奈みたいな子もいて、ほかの期に比べてちょっと特殊だったと思うんです。同期とは思えないほどメンバーそれぞれの歩みに振れ幅があって、乃木坂46の道を辿ってきたと思うんです。それこそ3期生が入るまでは期別の括りもなかったし、初めて3期生だけのライブをやったときは「え、3期だけでライブってできるの?」っていう感じだったんで。なんかすごく、うらやましいというか……。
──挫折感もあった。
北野 やっと自分たちの時代が来た、本格的に選抜を目指せるかも……っていう時期に3期生が入ってきて。夢焦がれて挫折ばかり、っていうことを繰り返しながら、同期みんなで肩を寄せ合ってやってきたんです。だんだん自分たちのポジションを理解し始めた一方で、「2期生でこういうことやりたいね」みたいなこともなかなか言わなくなって。それぞれ個人で活躍する子も増えてきて、すれ違っている時期もありました。
──なかなか気持ちがひとつになれなかった時期を経て、現在は?
北野 やっぱり、昨年の『9th YEAR BIRTHDAY LIVE~2期生ライブ~』が本当に印象深くて。「2期生でこういうことがしたい」っていう夢が急に叶うことになって……。本当は2020年にやる予定だったんですけど、コロナの影響で一回中止になってしまって。乃木坂46にとっても、初めてのイベント中止だったんですよ。一度は「こういう運命なのかもね」「私たちらしいよね」って慰め合って。そしたらその一年後に、ようやく2期生ライブができることになったんです。
──ようやく2期生全員の夢が叶ったんですね。
北野 今でも本当に夢のように感じるし、そのライブで(堀)未央奈が卒業して、(伊藤)純奈、(渡辺)みり愛、(寺田)蘭世、まいちゅん(新内眞衣)……。もっと前から決断していたのかもしれないけど、みんなでひとつの夢を叶えたからこそ、みんなの卒業に対して前向きになれた。きれいな打ち上げ花火がバーンって上がって、散り散りになっていく感じがして……。それくらい一瞬のことで、でもすごくきれいで輝いていて、みんながそれぞれの道に向かって行った。この9年間があったからこそ、そうやって思えるようになったし、みんなのことを大事に思えるようになった。ここまでつづけてきて、本当によかったなって思います。
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