ランジャタイ、トイレの水を飲む生活から、自販機のボタンを押せるようになるまで。お笑いスターへの憧れと目標

2021.10.30


千鳥・大悟のために単独ライブを開きたい

ランジャタイ
国崎が着用していたのは、天竺鼠・川原克己がプロデュースするブランド「Poten Hit」のTシャツ

──今、千鳥さんがランジャタイさんに夢中なイメージがあるのですが……。

国崎 あれは大悟さんだけですよ(笑)! ノブさんは全然ですよ。

──(笑)。

国崎 ノブさんはダメですよ。「ノブさんはダメ」って書いておいてください(笑)。

伊藤 ノブさんは全部おもしろくしてくれるんですよ。

国崎 本当はそうなんですけど(笑)。ノブさんはプロレスしてくれるんです。

伊藤 こう言うとめっちゃおもしろく怒ってくれるんで(笑)。こんなふうにいつも崇めてもしょうがないじゃないですか。

──先日の『ダイアン対かまいたち 見届け人は千鳥さん』という配信ライブでは、ノブさんが「おもしろい若手が観てると思え、ランジャタイとかが観てると思え!」とツッコむシーンもありました。

国崎 これ、ファンの方が教えてくれて。ありがたいですよね。

伊藤 千鳥さんは『M-1』からずっと観てましたからね。

国崎 僕ら、大悟さんのために単独ライブを開きたいと思っていて。

──それはどういう……?

国崎 ルミネとかで、客は大悟さんひとりで。僕らとノブさんで大悟さんをもてなすのをやりたいですね、すごく。

──それはぜひやってほしいです!(笑) 『かまいったーTV』でも、ランジャタイさんがゲストで出演した際「若手の中で神と崇められているコンビ」という紹介がされていましたね。

国崎 そんなことないと思うんですけどね。バカにされてますよね?(笑)。

伊藤 絶対崇められてないと思う(笑)。

取材後、「“ノブさんはダメ”って言葉……大丈夫ですかね?」と心配していた伊藤

目標は『M-1』決勝でスベること?

──『チャンスの時間』(ABEMA)や『そろそろ にちようチャップリン』(テレビ東京)など、番組に出演するたびに爪あとを残されている印象なんですが、テレビ収録が決まったときはガッツリ仕込んでいくんですか?

国崎 いや、僕はそれダメなんですよ。台本見ちゃうと頭の中に残っちゃうから、一切見ないようにしてます。

──伊藤さんは、国崎さんが何をやるのか知らずに?

伊藤 そうですね。それで全然OKです。

国崎 てんでうまくいかないときもありますけどね。「台本見ておけばなぁ」みたいな(笑)。でも、作戦立ててうまくいったことないです。何も見ないで行ったほうがうまくいくときがありますね。

──ランジャタイさん、番組内で「独特なネタ」と紹介されることも多いと思うんですが、自分たちでは変わっているという意識はありますか?

国崎 いや、そうでもないですね。

伊藤 自然にこうなった、というか。変わったことやろう!と思ってやってるわけではないです。自分たちでは自然なんです。

国崎 あんまり自分たちのネタを客観的に見ないっていうのはあるかもしれないですね。たまにテレビに映る自分たちを観て、ビックリします。「何こいつら」って(笑)。

伊藤 ネタ番組だと、先にネタ動画を送って台本に起こしてくれることがあるんですよ。その台本を見たときゾッとしましたね。とにかく擬音だらけの台本で(笑)。

国崎 こないだ『にちようチャップリン』で、屁をこくネタをやったんですよ。それをスタッフさんが台本に起こしてくれたのを見たら、「プーププププー」「ヒャー!!」「プププー」みたいなのが2、3ページつづいてて、自分たちで見てても本当にひどくて(笑)。地下でライブをやってるときは、あんまり気がつかないことかもしれないですね。

──(笑)。芸人さんは、将来的に「ネタだけで食べていけるようになりたい」「テレビスターになりたい」などさまざまな目標があると思いますが、ランジャタイさんの現時点での目標はなんでしょう?

伊藤 僕は『M-1』優勝ですね。

国崎 俺は『M-1』の決勝行って、信じられないぐらいスベることですね(笑)。

伊藤 真逆です。

国崎 せり上がりから、機械の故障で止まっちゃって、変な空気になって、「もう一回やりまーす」ってなって、何回やってもうまくいかないところからスタートして(笑)。審査員も普通に「つまんない」とか言っちゃって。そういうのが楽しそうですね。

伊藤 いやいや楽しくないよ、絶対にイヤだよ。

国崎 あと、劇場で一緒にがんばってきた人たちと何かやれたらいいですね。わらふぢなるおさんとか。特になるおさん。

──個人の活動としての目標はありますか?

伊藤 いや、まったくないですね。オファーが来ればやりたいですけど、ひとりで売れようとかはまったく思ってないです。

国崎 僕はお笑いならなんでもいいかもしれないですね。なんかおもしろいなと思えれば。目標っていうより、ふたりでこのままやっていきたいですね。


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佐々木 笑

(ささき・えみ)1996年生まれ。宝島社ムック局編集部のち、フリーランスの編集者・ライター。笑と書いてエミ読みます。本名通りお笑い大好き人間に育ちました。『フワちゃん完全攻略本』『#麒麟川島のタグ大喜利』『KOUGU維新 公式本で、イザ参ラン!』(すべて宝島社)など。アイコンは川島さんに描いていただ..