「黒歴史になる」ってディスられてましたよ(きいた)
──お笑い芸人を目指すことなどは考えなかった?
きいた もともと、ふたりともYouTubeが好きだったんですよ。僕らの高校のときってYouTuberはそれほど人気がなくて、ダサいじゃないですけど、「そんなん観てるの?」みたいな感じ。それで予備校でやねすけと出会ったときに、お互いYouTubeが好きだって知って盛り上がりました。だからお笑い芸人っていう発想はなかったですね。
──始めたときのまわりの反応は?
きいた めちゃくちゃディスられましたよ! 「黒歴史になる」とか、高校時代の友達には影で酒のつまみにされてました(笑)。
やねすけ 僕もです。「あいつYouTuberやってんだってよ(笑)、ははは」みたいな。
きいた 質問箱(SNSで匿名で質問を受けつけるサービス)に、「お前らいい加減しとけよ」「ふざけてんじゃねーぞ?」って届いたり。
──それでもつづけられた理由は?
きいた とにかく楽しかったからですね。あんまりまわりは関係なかった。
やねすけ 大学の雰囲気も関係しているかもしれないです。早稲田って休学したり、放浪したりする人が多くて、ちょっと変わったことしていても嫌な目で見られることは少なかった。むしろ途中から学内のYouTuberのつながりができたりして、それも楽しかったですね。
きいた それはありますね。大学ではチヤホヤされるけど、高校の友達にはディスられるっていう日々でした(笑)。
身体張る系は懲りた、準備して撮影するコメディに専念
──これまでで一番大変だった撮影はなんですか?
やねすけ なんだろう? さっき言ったハロウィンシリーズかな。ディズニーやUSJで1日中勉強したりして。それと、もう非公開にしてるんですけど、“100kmハイク”。
きいた 絶対それ。早稲田の伝統行事で、仮装して100km歩く“100kmハイク”っていうのがあるんです。ゲタを履いたり、でっかい十字架を背負ったり過酷な仮装なんですけど、僕たちはそれを二人三脚でやりました。ほぼ寝ずに2日間生配信して、めっちゃきつかった。
やねすけ 最後のほうは生配信なのにずっと無言だったよね(笑)。
きいた わからなくなってくるんですよ。俺がやねすけなのか、やねすけが俺なのか。いや、本当ですよ! ほぼ寝ずにずっと密着してるからわけがわからなくなってくる!
やねすけ 本当にそうなるんですよ! 夜中の森を歩いたときは、きいたと身体が同化してました(笑)。
──もう身体張る系はやらないんですか?
きいた 僕たちあんまり向いてないので、しっかり準備して撮影するコメディに専念したいですね。
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