優勝から9年、バイきんぐほど『キングオブコント』で人生を変えた芸人はいないだろう。メディアで活躍しつづけるバイきんぐに、現在、当時のキングオブコントについて聞いてみた。しかし、一番テンションを上げて話していたのは、嵐の相葉雅紀とのツーリングのことや、花見論だった。
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目次
「小峠が言ってたので、あ~優勝するんだって思ってました」(西村)
──キングオブコント(以下略、KOC)の優勝前、お笑いライブシーンではあまりにもウケ過ぎるため「小峠無双」なんて言葉がありました。優勝する自信はありました?
小峠英二(以下、小峠)いや、小峠無双かは知らないですけど。まぁ、自信はありましたね。予選始まる前から「決勝に行きたい」とかじゃなくて、「優勝する」と思ってました。
西村瑞樹(以下、西村)僕は小峠が「優勝する」って言ってたので、「あ~優勝するんだ」って思ってました(笑)。
──昔はかなりトリッキーなネタをしていたと聞いたのですが、どんなネタをしていたんですか?
西村 え~なんだろう? 小峠を亀甲縛りしたりしてましたけど……ありすぎて思い出せないですね(笑)。
小峠 まぁ“人肉を食う”みたいなことはやってましたね。
西村 え?人肉? 食ったっけ?(笑)。
小峠 食ってはないよ(笑)。でも、食ってたようなもんでしょ。今みたいな形になったのは、ライブでボケとツッコミ替えたり、両ボケしたり、いろいろやって、KOCの4年くらい前ですかね。
──KOCの直前まで小峠さんが害虫駆除のアルバイトをしていたと話題になっていましたが、当時は芸人としての月収はどれくらいだったんですか?
小峠 いや、たぶん1万円とかそんなじゃないですかね? 優勝してから一気に食べていけるようになりました。
──お笑いで一生食べていけると感じたのはいつぐらいからですか?
西村 全然今でも思ってないですよ。こういう世界なので、一生大丈夫とは思わないんじゃないですかねぇ。
小峠 僕は優勝したときに、10年テレビに出つづけることができたら大丈夫かなって思ったんですよ。で、今年が9年目なのであと1年です。まぁ、犯罪でもしない限り急激に出られなくなることはないかなとは思いますけどね。
──おしゃべりの延長の漫才と違ってコントは役を演じているため、KOC優勝芸人はトークとのキャラが違ってしまい、ブレイクしづらいという話を聞いたことがあります。その点、バイきんぐさんはコントも素に近い感じがしますが、これは計算どおりですか?
小峠 いや、狙いとかではないですよ。僕の場合は演技ができないので素でやるしかなかっただけです。ただ、テレビに出るためにネタなりトークなりいろいろと準備はしていました。
西村 僕はご覧のとおり、いまだに準備不足ですよ。
──西村さんは準備不足だそうですけど、小峠さん的にはそれも計算どおり?
小峠 いやいやいや、それは予定どおりではないですよ! 少しは考えてるのかと思ってました(笑)。
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