俺が考えてることは一般ウケしないから

──太田さんがテレビに出演していて、おもしろいと感じるのはどういうときですか?
太田 うーん、やっぱり、本当に贅沢な空間だなと思います、テレビは。『サンデー・ジャポン』も、あのセットだって何千万とかかってますからね。出演者が7〜8人とかいて、カメラが10台以上あって。で、何が起こるかわからない、 誰が何を言うかわからない状態で、最高の技術スタッフが、誰かがしゃべり出したらパッとその人を映す。
言ってみりゃあ、あんなことってほかじゃあ考えられないから。醍醐味ですよね。もちろん『サンジャポ』に限らず、そういう贅沢な空間で、その場その場で笑いが起きるのは楽しいなぁと思うね。
──特にテレビの場合、スタッフとの共同作業という側面もありますよね。
太田 本当に自分はいち出演者でしかないからね。演出をするわけでもないし。若いころは「もっとこうしてほしい」とか口出したりもしたけど、それこそ今は、テレビは共同作業だからおもしろいって思ってるから。自分をどういうふうに料理してもらえるのかっていうのは、全部任せる。
──番組がリニューアルしたり、方向性が変わることも多いと思います。そういうときにも、何か提案することはないんですか?
太田 特にはないですね。だって俺が考えてるようなことはたいてい、一般ウケしないからね(笑)。番組って長くやってりゃ、そのうち数字は落ちて迷走し出すわけですけど、そんなのもうしょっちゅうだしさ。でも、つづきさえすれば、みんなが食っていけるわけだから。本当にそれは、俺は別にそこにはなんのこだわりもない。つづけるためなら、「おもしろかったのに」って思ったとしても、それを変えることに関しては何も思わない。つづけるためならなんでもやりますって感じですね。
──今まで太田さんはずっと「笑われる役でいたい」とおっしゃっていたと思うんですけど、だんだんキャリアを重ねていくと、スタッフ側から求められる役割も変わってきたりしませんか?
太田 いや、そんなに変わってない。たとえば『27時間テレビ』に俺が行くじゃない? そうするとさ、番組側も俺の出しろをまったく用意してくれないからね。そういう中で自分がピエロで出て行って、誰も笑わないみたいな。ハハハハハハ(笑)。

※『クイック・ジャパン』vol.156では、田中裕二と太田光それぞれに約9000字のロングインタビューを実施。『爆笑問題&霜降り明星のシンパイ賞!!』の密着取材、ハライチ岩井勇気や空気階段による“爆笑問題イズム”語りなど、世代を超えた多くの関係者からの証言も集まっている。特集の最後にはタイタン社長・太田光代からの総括も掲載。
また、楽天ブックスでの数量限定発売となる『クイック・ジャパンvol.156 特別版』は、『爆笑問題カーボーイ Quick Japan出張版』として、爆笑問題のトーク音声がダウンロードできるコードが付録している。
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