有吉の言葉に救われた「お前が一番すごいんだから」

──そういった「テレビ芸人の評価の低さ」みたいなものに悩んだことはあるんですか?
澤部 悩んでたときはありました。1回有吉(弘行)さんとアンガールズの田中(卓志)さんと3人でご飯行ったときに、そういう話になって。センスの人たちにバカにされるの悔しいですね……みたいな。けっこう酔っ払って吐露したことがあったんですよ。
そしたら有吉さんが「いやいいんだよ。そんな奴ら」「お前みたいになりたくて、でもダメだった奴らがそう言ってるだけだから」「そうなりたくてなれてるお前が一番すごいんだから」って、言ってくれて。泣きそうになっちゃいました。赤坂の寿司屋で。うわーって。
それでちょっと、自信持とうというか、別もんだから、と。それより自分ががんばれるとこでがんばろうって思いました。
──それは最近ですか?
澤部 何年か前ですね。ただ僕がけっこう浮き沈み激しいんで、落ち込んでるときは今も悩みますけどね。
──澤部さんが落ち込むのはどんなときですか?
澤部 俺もうめちゃくちゃ落ち込むんで(笑)。なんにもできなかった、なんにもおもしろくないじゃないか、ちょっとやばいぞ俺、おしまいじゃないか、ぐらいまで落ちるんで。
そうすると綾部(祐二/ピース)さんの「いきなりおもしろくなることはないけど、いきなりおもしろくなくなることもない」という言葉を思い出すんです。いきなりつまらなくなることもないからというのを、若いときに綾部さんに言われて。それはふわって、時々浮かびますかね。
──芸人さんから言われた言葉に救われる。
澤部 俺は流されるんですよ。最近だと林修先生の番組で大泉洋さんが「目の前の仕事を一つひとつこなしてくだけ」「夢とか目標も別にないし、でもがんばってた結果、紅白の司会とか大きい仕事が叶った」って話してたんです。林先生も「誰かの期待に応えるのがやりがい」って言っていて。ああそうか、大泉洋クラス、林修クラスがそう言うのかと。
──澤部さんはよくエゴサをすると伺いましたが、落ち込みやすい性格をわかっていてエゴサするの、けっこうキツくないですか?
澤部 リスクは高いっす(笑)。ただそれ以上にほめられたいっていうのはあるんすよねー。

──「みんなが笑顔になればいい」と「ほめられたい」は両立してる。
澤部 相反するもののような感じしますけど、両立してますね。自分もほめられたいっていう気持ちもずっとありますね。岩井がそうですけど「自分を持つ」みたいな、どうなっても揺るがない人はすごいなと思う。でもなんか、いろんな人の言葉に揺れ動きながら生きるのも、楽だし、楽しいですけどね。
ただ、自分がSNSやると、僕とか吉村(崇/平成ノブシコブシ)さんを軽く扱う人たちへの反論を泣きながらツイートしちゃう可能性はある(笑)。
──「軽く扱う」というのは……?
澤部 どうなんですかね。そんなこと言わないでよって僕は思うんですよね。こっちは言わないじゃん。こっちはセンスの人たちのこと「格好いいよねー」「すごいよねー」「ネタもずっとおもしろいし、独自のスタンス俺らにはできないわー」って、言ってあげてるじゃんって。なんでそっちばっかこっちを攻撃するのよって思いますけどね。
『クイック・ジャパン』vol.155は70ページ以上のハライチ特集!
4月24日より順次発売される『クイック・ジャパン』vol.155のメインコンテンツは、岩井と澤部それぞれの「真逆な」活動を掘り下げる個人特集。澤部ソロインタビューではここに掲載した以外にも、相方・岩井との関係性や、お笑い芸人としての「天下を取る」こと、自らの好感度などについて深く語っている。
どのような企画でも柔軟に役割を変えながらテレビ番組作りに携わる澤部の個人特集では、ずばり「テレビと澤部」をテーマにさまざまな企画を実施。林修、平成ノブシコブシ吉村崇、バイきんぐ小峠英二、櫻坂46・尾関梨香による澤部佑プロファイリングや、MCを務める『なりゆき街道旅』への密着など、テレビ番組を円滑に作っていくためのさまざまな工夫を明らかにする。
また、特別企画として書き下ろしエッセイにも挑戦。相方・岩井も認める澤部の意外な?文才を堪能できる。さらにふたりのレギュラー番組『ハライチのターン!』(TBSラジオ)の収録レポートも掲載。

さらにコンビ・ハライチとしてのスペシャル企画として、トーク企画『15年目の秘密』も実施。
個人での活動が多いふたりが、「結成してから今まで秘密にしていたこと」をテーマに、コンビだけしかいないラジオブースで楽しく語り合う様子を収録。トークの内容は文字化して誌面に可能な限り収録するほか、数量限定の「ハライチ15周年特別版」では、当日のトークすべてを音声でお届けする。

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『クイック・ジャパンvol.155』
定価:1,430円
サイズ:A5/192ページ
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