『M-1』から2カ月、マヂカルラブリー<痛烈な批判>に対しての本音

2021.2.16

『マヂカルラブリーno寄席』はおすすめしやすいイカレ度だった

──『M-1』後の活躍の中では、元旦の無観客ライブ『マヂカルラブリーno寄席』の配信チケットが1万7千枚売れたのが話題になりましたね。

村上 やってるときは全然、こんなことになるとはもちろん思ってもいなくて。リアルタイムでは確か500枚売れてたんだったかな。

野田 メンツ的には本当、500枚でバンザイって感じでしたからね。

マヂカルラブリー
2021年元旦に行われた『マヂカルラブリーno寄席』

──ここまで広まった要因はどこにあると思いますか?

村上 最初の500人の中には「マヂカルラブリーが『M-1』で優勝したから」って、そんなに興味がないけど買った人がきっといたと思うんですよ。そういう人が、あまり知らなかったんじゃないですかね、ああいうライブがあるということを。

──ああいうライブ。

村上 あのライブって別にそこまで特殊な状況ではないというか、たまにあるじゃないですか。ああいう、ぐちゃぐちゃになってるやつ。……きれいな、ある程度いい感じのぐちゃぐちゃではあったんですけど。でも、知らない人からしたらたぶんびっくりして、ツイッターとかでつぶやいたと思うんですよね。「すごくヘンだった」って。それでみんな「そんなおもしろいの?」ってなったんじゃないですかねえ。

野田 結局は口コミで広まっていきましたからね。「そんなに言うんだったら買ってみよう」って思うくらいみんなが勝手に言ってくれた。おもしろいって言いやすかったんじゃないですか。人におすすめしやすいくらいのイカレ度だったのかな。あと、ランジャタイとかは『M-1』でも話題になったし。

村上 そう。お笑い界の中ではけっこういいメンツのライブでしたよね。

野田 俺個人で言えば、ランジャタイもおもしろかったけど、あのライブでの一番は永野さんですよね。やっぱ天才ですから。“シンプルお笑い力”でいえば、永野さんが一番おもしろい可能性ありますからね。

マヂカルラブリー
『マヂカルラブリーno寄席』に出演した芸人

──NSC特別講義(※マヂカルラブリーは1月にNSC生に向けて特別授業を行った)のときにも、野田さんは「永野さんがNSCの授業をやればいい」と話していましたね。

野田 とにかく強いですから。あれを超えるのは難しいけど、でもあれを最初に見たら、芸人としていい経験になると思う。

村上 心折れる人も出てくると思うけど。

野田 心折れるくらい理解できたら大したもんですよ。

──『マヂカルラブリーno寄席』のメンバーも全員吉本以外の芸人さんでしたし、GYAO!の優勝記念トーク番組『M-1アフター座談会』でもモダンタイムス、アルコ&ピースのふた組を呼んでいましたし、おふたりは優勝後、事務所を問わず本当に幅広く芸人さんをフックアップしていますね。

野田 単純に呼びやすい、名前を出しやすいだけですよ(笑)。

村上 単純に吉本以外の場所にも呼びたい人がたくさんいるっていうことですよね。

──野田さんは特に、ルーツが吉本外の、地下ライブにあるということもあって。

野田 そうですね。

村上 まあでも、僕も最初はそこですから。大学時代からよく地下ライブを観に行っていましたしね。


──野田さんが出ていた地下ライブを観に行かれていたんですよね。

村上 そうです。野田も含めたくさん観てましたけど、中でも僕はヨージさんという方がすごい好きで、ヨージさんの単独には毎月行ってました。彼は天才中の天才だと思ってます。地下には天才がまだまだたくさんいるんですよ。

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