謙虚にマジメに「和の精神」を体現したい

──11月15日のお披露目ショーケースを終えた感想を聞かせてください。

いわむら　1期生として1年半練習してきたんですけど、ショーをしながらいろんな思い出が浮かんできて、涙が出そうになりました。ステージの上では幸せ過ぎて、ずっとここにいたいと思いました。

ともだ　私は2期生なのでレッスンの期間はそこまで長くないんですが、その中でもたくさん詰め込まれた思い出が蘇ってきて、裏に戻ったとき泣いてしまいました。ステージはあっという間だったけど、お客さんが拍手をしてくれたことがすごくうれしくて幸せでした。

──1期生は長い準備期間がありましたが、どんな気持ちで過ごしていましたか？

いわむら　お披露目ができそう、でもできないみたいなことが何度かあって、メンバーの間でも少しモチベーションが落ちてしまう時期があったんですけど、お互いに励ましながら、支え合いながらがんばってきたから、ここまでこられたのかなって思います。

──レッスンは基礎を中心に行っているそうですね。

いわむら　小さいころからずっとダンスをやってるので、ダンスのレッスンは楽しいです。でも、アクロバットのレッスンは、歌劇団に入るまでまったくやったことがなかったので、できない自分が本当にイヤで、お母さんと家で泣きながら壁倒立の練習をしたりしました。

ともだ　私は、表現のレッスンが好きです。自分の恥ずかしい気持ちとかを解き放って、「ウワ〜」ってやるんですけど、今までそんなのやったことがなかったし、最初は「え？　こんなことすんの？」と思ったんですけど（笑）。

いわむら　最初は恥ずかしかったよね。でも、曲の中でフリーで表現するようなところですごく活かされてるなって思います。

──先輩と後輩の関係性はいかがですか？

ともだ　仲はめっちゃよくて、こうしたほうがいいよと教えてくれたり、褒めてくれたりもするので助かってます。

いわむら　私も1期生の中では年下のほうだったんですけど、2期生が入ってお姉さんの立場になって、まわりを見ることの大事さを知ったし、教えることで自分も勉強になるのですごく成長できてるなって思います。2期生は4月からなのに伸びがすごいので、私たちもうかうかしてられないです。

──入団してから自分が成長できたところは？

いわむら　人見知りで、こうやって人前でしゃべることも本当にできなかったんですけど、歌劇団に入ってレッスン後のミーディングで話すことが増えたので、学校でも自分の気持ちや意見を出せるようになりました。人間的にも成長できてるかなって思います。

ともだ　私は、笑顔が増えたねってよく言われます。最初は何もできなかったけど、だんだんできるようになっていって、お客さんと笑顔とか幸せを分かち合うのがめっちゃうれしいなと思ったし、これからもっともっとできるようになっていくんだなと思うとすごいなって。

──ミモザーヌの中で、自分はどんな存在になりたいですか？

いわむら　よく「優しい雰囲気があるね」って言われるので、そういうところをもっと伸ばしていって、歌で幸せを届けられるような存在になれたらいいなって思います。

ともだ　私は、チームのみんなを盛り上げたり、世界中の人をめっちゃ楽しく笑顔にさせるようなパフォーマンスができるようになりたいです。

──「レビューを通して『和』の精神を世界に届けていく」がコンセプトとして掲げられていますが、「和の精神」とは、どのようなものだと思いますか？

いわむら　「謙虚さ」や「マジメさ」ですかね。今の歌劇団は、みんなでコンセプトを話し合って向き合ってるので、その面では、ちゃんとできてるかなと思います。

ともだ　私も、礼儀正しく、謙虚に、みんなでいろいろなことをやっていくのが「和の精神」なのかなって思います。

【少女歌劇団Mimosane. 第一回公演「Begin～始まりの歌～」】
・配信日時：12月30日（水）16:00〜17:30
※見逃し視聴は1月6日（水）16:00まで
・価格：2000円（税込）
・視聴チケット販売ページ：オンラインチケットよしもと

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