市川刺身のメンバー紹介コラム「たいせつなともだち」3ニューヨーク嶋佐編、4空気階段もぐら編
『高円寺チャンネル』最年少、末弟の市川刺身が、愛すべきメンバー一人ひとりをコラムで紹介する特別企画。前回の自己紹介編、鬼越坂井編につづき、ニューヨーク嶋佐編、空気階段もぐら編。

3.ニューヨーク嶋佐和也~きゃねが欲しいわ。そんで南阿佐ヶ谷に住む
子供のころ、窪塚洋介に憧れていた。
『池袋ウエストゲートパーク』『GO』『ピンポン』
僕を作ってくれた今も色褪せない大名作であります!
窪塚のようになりたくて太めのパンツを穿いて、けだるい喋り方をして、暇さえあればソフトテニス部なのに「この星の一等賞になりたいの卓球で俺は」と言っていた。
窪塚洋介が出ているだけでワクワクする。
憧れていた。
あのときの感じとよく似ている。
高円寺チャンネルの嶋佐さんはあのときの窪塚洋介だ。
なんだか惹かれるのだ。
嶋佐さんが笑うと嬉しいし嶋佐さんみたいな事をしたくなってしまうのだ。
高円寺チャンネルメンバーで喋る『高円寺なまり』と呼んでいる喋り方がある。
発音の仕方もあるのだが言葉も変化する。
「高円寺」は「えんずぃ」で「お金」は「きゃね」で「ごめんね」は「げめんね」になる。
この喋り方は元々嶋佐さんがやっていた喋り方だ。
それがみんな楽しくてえんえんと真似していくうちにこれがスタンダードになってメンバーで集まるとずっと「高円寺なまり」だ。
みんなが乱用しすぎて最近じゃもう嶋佐さんが一番なまってない。
嶋佐さんはお酒が好きでちゃんと酔っぱらう、そんで酔ったときだけ煙草を吸う。
そして僕らを見つめて「きゃねが欲しいわ。そんで南阿佐ヶ谷に住む。」と平気で高円寺裏切り宣言をしてくる。
僕らは不安になって「阿佐ヶ谷に住んだら会えなくなってしまう」「谷という字が入っている街は危ない」「阿佐ヶ谷は寒い」などの言葉を酔っぱらっている嶋佐さんの耳にねじ込んでいた。
『キングオブコント』でニューヨークさんと空気階段さんが決勝進出して高円寺チャンネルメンバーで集まってお祝いをした。
僕は今年準々決勝で落ちて悔しくて仕方が無かったのだけど「10年かかってやっといけたわ。嬉しいわ。サイコウ!」と素直に喜ぶ嶋佐さんの顔を見ると僕も嬉しい気持ちになって素直に「おめでとうございます!」と言えた。
こういう嶋佐さんに惹きつけられる。
僕もこんな風に素直に生きたい。
「あ~もう、さすぃにTシャツ買ってあげたいわ!この居酒屋で売ってるTシャツ買ってやる!待って?俺、人にTシャツ買うの初めてなんだけど!やっば!」
嶋佐さんともぐらさんのお祝いのはずだったのに、いつのまにか僕はTシャツを買ってもらった。
店を出て嶋佐さんが言った。
「優勝したら高円寺で1番高いマンションに住んで高円寺のキングになるわ」
僕は高円寺の南口ロータリーにキングの銅像が立つ日を待ってる。
(文/市川刺身)
ニューヨーク嶋佐和也
『M-1グランプリ』決勝進出、『キングオブコント』では準優勝の実績を持つ。コンビでのYouTubeチャンネル『ニューヨーク Official Channel』も人気を集めている。
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