ほぉ〜……。

なるほど、これは奥ゆかしいですね。

いいですねぇ〜。読者の影響によって僕たちの句がよくなっていくっていう（笑）。

これは、女性から迫ってるのか、こちら側の反応なのか……。

うわぁ〜、なんじゃその思い出！　この子はもうエッチなことを知ってる子だったんですね。

とてもわかります。見るのとか海の音を聞くのは好きだけど、遊んだ記憶はあんまりないですね。

うわぁ〜！　それはめちゃくちゃいま想像しちゃいました。女の人の足ですね。

確かにもう訪れないかもしれないですね。

“透けて平気なばあさんとばあさん”。思わず「おっぱいが大きいな」と感じてしまうばあさんはよく街で見かけると思うんですけど、ブラジャーを着けてなくて透けても平気なばあさんは、同じく透けて平気なばあさんと仲よくなると思うんですよね。

ばあさんになっても身だしなみをきっちりしてる貴婦人はいるので、そういう人はブラジャーを着けないばあさんとは仲よくなりづらいんですよ。つまり、透けて平気なばあさんを辿っていけば、透けて平気なばあさんがいっぱいいるところに行ける、という妄想です。

次が“唇腫らしてそれぞれオフィス”。エレベーターの中で同僚とものすごいキスをしたあとで、何事もなかったかのようにそれぞれのデスクに戻っていく。自分だけが気づくくらいのわずかに唇が腫れているふたりが、お互いを見やりながら微笑み合うという画が浮かびました。

こういうエッチな体験してみたいですね。つづいての“制服持って帰ってみる”は、アルバイトや仕事の制服を、使う使わないは別として「1回ちょっと持って帰ってみよう」という内容の句。コスプレの衣装では出せないエロチシズムです。

次の“湯を抜いたバスタブで狭がる”はストレートですね。外に出ればいいだけの話なんですけど、狭がりながら濡れた唇を寄せ合っているというのがいいと思います。

その認識で問題ないです。想像の中ではいくらでもモテられるので。僕見つけちゃったんです、自由律俳句の中だとモテることもできるって。僕は今回の句会のなかで奥さんにも高校教師にも、校長先生にもなることができました。役者みたいな感覚です。

最後の“たたずぬれず寄る”は、僕の理想を詠んだ句です。勃ちもせず、濡れもせず、お互いに身を寄せ合っている状態が一番素晴らしいんじゃないかと思いまして。ここにずっと憧れがあります。

そうですね、ちょっとこの句は男性的な視点が介在しているのかもしれません。