自然災害は、日本だけで考えても珍しくないものになってしまった。だからといってもちろん日常ではなく、人の心に深い傷を残す。今でこそ、“心のケア”が重視される時代となっているが、たとえば阪神・淡路大震災の頃はどうだっただろうか。 NHKの土曜ドラマ『心の傷を癒すということ』では、阪神・淡路大震災時に被災者たちの“心のケア”に奮闘しつづけた精神科医の姿を描く。ライター西森路代の連載「ドラマの奥底」では、同ドラマの内容から、心に傷を負いながら「強がる」人の根底にあるものを考える。 「心が疲れたときにはケア
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