『IPPONグランプリ』徹底解説。朝の大喜利支配人・麒麟川島が神を降ろした「ピン子とえなり」TBS朝の顔がTBS看板ドラマで優勝

2021.12.6


決勝戦:「ピン子」と「えなり」

決勝戦の対決は、過去4度の優勝を誇る堀内と、「朝の大喜利支配人」川島(TBS『ラヴィット!』の映像!)。正反対のスタイルを持つ2人がぶつかりあう。決勝戦は時間無制限、3本先取で勝利だ。

第1問「カッパが自分のサインの横に必ず添える一言を教えて下さい」。座右の銘を書きがちなサインの横、先手を取った川島は「心はひとつ…皿一枚…」をしっとりと読み上げ、いきなりのIPPON(ホリケンが書いていた答えは「打倒ちょはっかい!」だった)。

第2問「架空マンション名大喜利」は、ありそうでないマンション名を即興で言い合うラリー形式。「パンティーストッキング中目黒」「ソフトキャラメル原宿」「ペンフレンド西新宿」とカタカナ+地名で速攻をかける川島に対し、堀内は「マンション管理人がおしゃべりマシンガン田無」「マンションエントランスの床がヌルヌル沼袋」と、頭に「マンション」をつけたフリースタイル。だが「携帯の電波がつながらないよマンション西日暮里」でさすがにジャッジが×を出し、川島が2本目を取る。優勝にリーチ。

しかしここからホリケンが巻き返す。第3問アフレコ大喜利では、水槽を泳ぐ2匹のエイを教頭先生と校長先生に見立ててIPPON。第4問「ものすご~く偏った意見をお願いします!」では、両者なかなか決まらないところを「足立ナンバーのハイエースはだいたい横すってる」で抜け出す。

これで2対2。次の問題で勝者が決まる。第5問は「3文字の一番強いものと弱いものを教えて下さい」。モニターに問題が出た瞬間、ホリケンは頭を抱え、川島はペンを取った。問題が読み上げられるなか川島はペンを動かし、伊藤アナが「ではお考えください」とうながした直後にボタンを押す。この速さで導いた答えがこれだ。

「ピン子」と「えなり」

ものすごい速さで得点バーが埋まり、一発でIPPON! 解説の松本も「マジか川島!やべぇなこいつ!」と驚愕。TBSの朝の顔が、TBSの看板ドラマで5年ぶりの優勝を決めた!

エンディングでは松本人志からトロフィーの授与。トロフィーが直接手渡しされたのも、一般の観覧客を入れたのも、2年ぶりのこと。コロナ禍の緊急事態が和らいできたことを感じさせる。

最後のすごかったね!という松本人志のコメントに、川島は「降りてきました……」と細い声で絞り出すのが精一杯。収録の翌朝も『ラヴィット!』の生放送が待っている。朝の情報番組で大喜利を仕掛け「日本の朝を変えた男」が、その実力をたっぷり知らしめてくれた。

それでは最後に松本チェアマン、一言お願いします!

「はい、マトリッグマ~!」

以上、『IPPONグランプリ』でした!


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井上マサキ

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井上マサキ

(いのうえ・まさき)1975年宮城県生まれ。ライター、路線図マニア。大学卒業後、システムエンジニアとして15年勤務し、2015年よりライターに転身。共著に『たのしい路線図』(グラフィック社)、『日本の路線図』(三才ブックス)、『桃太郎のきびだんごは経費で落ちるのか? 日本の昔話で身につく税の基本』(..

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