映画版の公開(12月24日)を待ちながら『ジャンプ』大好きライター・さわだが『呪術廻戦』(集英社『週刊少年ジャンプ』連載)の既刊を1巻ずつ振り返っていく企画。今回の17巻が既刊の最新刊ということで、連載もひとまず終了だが、12月25日には18巻が出るというし、映画原作の0巻も扱わないわけにはいかない。まだまだしつこく読み直します、巻を追いかけます(以下考察は、17巻までのネタバレを含みます)。
【関連】『呪術廻戦』映画を待ちながら1巻から読み直す「第1話から傑作」感がないのが逆にすごい
ややこしい「死滅回游」編の導入を確認
最新刊17巻(11月15日時点)は、「死滅回游(しめつかいゆう)」編に突入。
「渋谷事変」が終わったばかりの17巻。もう少し箸休め的なエピソードを挟むのかと思われたが、まったくそんなことはなかった。むしろ新章突入に向けて様々な情報が飛び出しては整頓され、なんならややこしくすらあった。
これから始まる「死滅回游」編を楽しむためにも、しっかりと、そして平たく振り返りたい。
主人公・虎杖悠仁(いたどり・ゆうじ)の命を狙った、0巻(今作の前日譚にあたる)の主人公・乙骨憂太(おっこつ・ゆうた)。しかし、実の狙いは虎杖を救出すること。呪術総監部から虎杖の死刑を命じられた乙骨は、虎杖の死を偽装することで総幹部の目を欺いたのだった。
そこに伏黒恵(ふしぐろ・めぐみ)が合流。義理の姉である伏黒津美紀(ふしぐろ・つみき)を救うために、羂索(けんじゃく)が仕組んだ殺し合い「死滅回游」への参加を求めた。
ちなみに羂索とは、偽夏油(にせげとう)であり、加茂憲倫(かも・のりとし)のことでもある。この先呼ばれる名前が増える可能性すらあるが、この記事では羂索で統一する。

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