「Fifth Season」に込められたファンへの想い
そして、2021年10月13日。彼らは満を持して1stアルバム『CHASER』をリリースした。各シングルの表題である4曲に加え、アルバムタイトル曲「CHASER」、ライブのみで披露されていた3曲を含む、今のOWVが感じられる10曲が収録されている。
さて、ここからはアルバムについて解説していこう。1曲ずつ事細かに紐解いていきたいところだが、今回は重点的に「Fifth Season」について触れたい。なんといってもこの曲は、『AWAKE』を締め括るナンバーとして初披露された曲なのだ。
「My flow」や「PARTY」と共にアルバム収録を見越して制作されたということだが、この曲がOWVとQWVにとって大切な作品になることは明白だ。「5番目の季節があってもすべて共にいたい」という気持ちが込められたミドルバラードは、“四季+1”というコンセプトに“OWV+QWV(のあなた)”を彷彿とさせ、「QWVと共に永遠に歩んでいきたい」というメッセージソングとして強く響く。以前、佐野は『AWAKE』で披露した際の「Fifth Season」について次のように語っていた。
佐野 今のところ、どの作品にも入っていないライブ限定のナンバーなので。来てくださった、観てくださったQWVの皆さまへの想いというか……届けたかった一曲なんです。
また、メンバーカラーの入った歌詞もとても粋だ。本田の<薄紅の花が咲き>、佐野の<青い鳥は歌う>、中川の<夜明けは紫>、浦野の<落ち葉の⾳Yellow leaves>。OWVが日常に寄り添い、共に歩いていく日々を、こんなにも美しく綴ったリリックはないだろう。ここからOWVがつづいていくほど、より厚みを増していく楽曲になること間違いなしだ。
先日開催された『KCON World Premiere: The Triangle』においても、4人というコンパクトな編成でありながら、圧倒的なパフォーマンスを披露して大きな爪あとを残したOWV。
彼らの底知れぬ魅力に、世間が気づくのも時間の問題だろう。すでにOWVの追撃は始まっている。自分しか進めない道を歩み、頂点を掴み取る日が今から楽しみでならない。
OWV
2019年に社会現象を起こした日本最大級のオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』に出演した元練習生4名により結成されたボーイズグループ。 グループ名「OWV」には、“Our only Way to get Victory~勝利を掴む僕たちだけの道~ 誰にも真似することのできない唯一無二のグループとなり、この世界で勝利を掴む”というメンバーの強い想いが込められている。
-
OWV 1stアルバム『CHASER』
発売日:2021年10月13日
・初回フラッシュプライス盤(CD only):2,200円(税込)
・初回限定盤(CD+Blu-ray):4,800円(税込)
・FC限定盤(CD+Blu-ray):5,800円(税込)
※画像は初回フラッシュプライス盤です関連リンク
関連記事
-
-
天才コント師、最強ツッコミ…芸人たちが“究極の問い”に答える「理想の相方とは?」<『最強新コンビ決定戦 THE ゴールデンコンビ』特集>
Amazon Original『最強新コンビ決定戦 THEゴールデンコンビ』:PR -
「みんなで歌うとは?」大西亜玖璃と林鼓子が考える『ニジガク』のテーマと、『完結編 第1章』を観て感じたこと
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会『どこにいても君は君』:PR -
「まさか自分がその一員になるなんて」鬼頭明里と田中ちえ美が明かす『ラブライブ!シリーズ』への憧れと、ニジガク『完結編』への今の想い
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会『どこにいても君は君』:PR -
歌い手・吉乃が“否定”したかった言葉、「主導権は私にある」と語る理由
吉乃「ODD NUMBER」「なに笑ろとんねん」:PR