千鳥・大悟「18の夏、野球を辞めて芸人になることを決めてよかった」と漏らした、ティモンディ高岸との野球対決(てれびのスキマ)


テレビっ子のライター“てれびのスキマ”が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。2020年から毎日欠かさず更新中。

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『アメトーーク!』

「元・野球部芸人」延長戦。高3最後の夏の大会、千鳥・大悟はプレッシャーでグローブが手になじまなくなり、ショートで4エラー、最終打席は振り逃げセーフという成績だったと、実はプレッシャーに弱い一面をのぞかせる。「最後の夏の大会、負けた日の夜、コンビニ行ってブリーチと花火買うんですよ」と大悟。ゴールデンSP含め、いいエピソード連発だった。

ゴールデンでは稲村亜美と対戦した大悟は、ティモンディ高岸(キャッチャーは相方の前田)と対戦。「コイツ、ホンモンやもん」と慄(おのの)く大悟に、「野球、しましょう!」と満面の笑みで言う高岸。大悟「カツオか(笑)!」。

硬球での勝負のため、ケガをしないことを第一に考え始めた大悟。当てないように投げるからアウトコースが来ることを予想した大悟だったが、いきなりインコースに132キロのストレート。さらにインハイをエグる高岸。「高岸ぃ~、バラエティ!」と大悟。完全に腰が引けてしまった大悟はあっけなく三振。

2打席目は130キロのストレートになんとか当ててファールにするも、結局三振。110キロぐらいでという大悟の要望を受け「110キロの全力」で勝負した3打席目、自打球を受け「痛い!」と悲鳴を上げつつも「懐かしいね、この感じ!」と楽しそう。しかし、最後の1球はアウトローギリギリに入る厳しい球で見逃しの三振。

大悟「なんか、涙が出てきました。いろんなことを思い出して……僕は18の夏、野球を辞めて芸人になることを決めたんです。よかった、よかった、あのときの選択は」

全編、青春のきらめきがあってとてもいい企画だった。大悟が最後に提案していたように、このメンバー中心に野球チームを作って試合してほしい。

『クセがスゴいネタGP』

3時間スペシャル。しずるの「雰囲気だけ名作映画っぽいコント」に北乃きいが参加。鼻歌を歌いながら裸足で歩いて来る、といういかにもそれっぽい登場の仕方で出てくる北乃。一人称は「ボク」で相手を「キミ」と呼ぶ。

「悲劇には感謝してる。ボクの芸術に悲劇は必要なモノだからね」「ブルース・ハープは吹けるかい?」と、これまたいかにものセリフ。「あなたいつもロックンロールと手つないでるの?」と女性役の村上。このコントに「俺、(何がおもしろいか)全然わかんなかったね!」と、素直な感想を寄せるゲストの高橋克典もいい。ノブ「我々のツッコミがあって笑いになってる」。
 
3時間のラストを飾ったのはどぶろっくの『フグ』というタイトルの美しいド下ネタソング。ノブ「最低のエンディングや!」。


『トゲアリトゲナシトゲトゲ』

珍しくAマッソ加納がドッキリに引っかかり、某女性誌の恋愛企画を装った恋愛観のアンケートに答える。マネージャーにその企画のオファーがあると言われても、最初は「いや、ないでしょ?」とキッパリ断る加納。

「嫌や、ちょっとイジられてるんちゃう?」「これ、やってもうたら……っていうのもあるからなあ。後輩にも恋愛語らんのに女性誌には語るのは変じゃない?」「これで(Aマッソを)知る人がいたら最悪やで。『この恋愛してるヤツに興味出たからネタ観に行こう!』は最悪やから」と。それでも村上の自然なアシストもあり、引き受けることに。加納「ネタ書くよりしんどいかも……」。

「あなたが恋をする相手の共通点は?」「憧れる恋は?」「自分の恋心を相手にどう表現する?」「忘れられないデート」などという質問に対する回答を読み上げられ、照れまくる加納。最後の質問にはせめてものボケ回答をするのも加納らしい。加納「ちょっとずつ積み上げてきた信頼関係がゼロになりました(笑)」。

明日観たい番組:NHKで『第9回明石家紅白!』

『99人の壁』(フジ)。『ゲゲゲの鬼太郎』にキンタロー。、『週刊少年ジャンプ』にケンドーコバヤシ、『スーパーマリオ』に浅香唯。

『ただ今、コント中。』(フジ)。坂井真紀、高畑淳子、DAIGO、ジェシー、馬場ふみか、片寄涼太、佐野玲於。

『さんまのお笑い向上委員会』(フジ)、「祝100回収録で向上長大はしゃぎ」。

『マツコ会議』(日テレ)、20代の起業家。

『有吉反省会』(日テレ)に棚橋弘至。

『アニマルエレジー』(テレ朝)、「ミーアキャット」「ジュウシチネンゼミ」。

『ゴッドタン』(テレ東)、Aマッソ、ウエストランドによる「ケンカ仲直り王決定戦」。

『おやすみ日本 眠いいね!』(NHK)に高橋優。

『第9回明石家紅白!』(NHK)。稲垣来泉、Kis-My-Ft2、Creepy Nuts、斉藤由貴、THE ALFEE、花澤香菜。

『SWITCHインタビュー 達人達』(Eテレ)、清水崇×コウメ太夫。

『超速パラヒーロー ガンディーン』『ひきこもり先生』(共にNHK)最終回。


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  • 【連載】きのうのテレビ(てれびのスキマ)

    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2021年のテレビ鑑賞記録。

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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