手に入りやすく万人向けのアンバーエール
アンバーエールの味の特徴は、香ばしいモルトの香りとホップの苦味。アンバーエールは手に入りやすく、ちょっとだけ甘く、ちょっとだけ苦い。そんな味わいも、手に入りやすさも万人向けということもあって音楽でいうならフォークだろう。

煙の風味が癖になるラオホ
「ラオホ」とはドイツ語で煙のこと。ブナの木でスモークしたモルトを使っている燻製ビール。クセになる煙の風味がある。ラオホのスモーキーさと独特な味は、音楽なら大人の味わいと複雑な旋律を持つジャズだ。

木樽で熟成させたバレルエイジド
スコッチウィスキーやバーボンなどが入っていた木樽にビールを入れ熟成させるバレルエイジドビールにぴったりなのがブルース。ブルースは夏の終わりの寂しさを感じさせる音楽。アルコール度数高めのバレルエイジドはそんなちょっぴり寂しい秋にぴったり。

10月のビール祭で飲まれるメルツェン
メルツェンはドイツ語で「3月」の意味。理由は3月に仕込みをして秋(オクトーバー)に飲み干すため。メルツェンの別名はオクトーバーフェスト。10月のビール祭で飲まれるビールだ。そんなお祭りビール・メルツェンにぴったりなのは、やはり同じようにお祭り音楽である陽気なポルカだろう。

人生最高の一杯を求めて
自粛も緩和され、だんだんと外へ出かける機会も増えてきたかもしれないけれど、わたしは逆にステイホーム時間にさらに磨きをかけてみたいと思う。これまでは季節に合うビールとそれにあった食べ物と音楽を準備していたが、これからはそのビールの国の料理を自分で作ってみることに挑戦してみようかと考え中。
ビールと食事のマリアージュについても『エンジョイ! クラフトビール』の中で説明しているので、ぜひチェックしていただきたい。こうやって、いろいろな角度から、自分にぴったり合うまだ見ぬ一杯を探していくのもクラフトビールの醍醐味のひとつだ。
みなさんも今夜は秋に飲みたいビールを選んで、それぞれの音楽をかけながら飲んでみてはいかが?
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