『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』は疲れた心に染みる灯火のような作品だ

2020.6.23

文=僕のマリ


大前粟生『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』の主人公は「傷つくこと/傷つけてしまうこと」に敏感なため生きづらさを感じる繊細な男の子だ。しかし、それでも彼は人を好きになることを諦めない。僕のマリさんは、この作品と、最近できたという「友だち」を重ね合わせながら、「人と違うこと」を恐れないでほしいと呼びかける。 ※本記事は、2020年4月25日に発売された『クイック・ジャパン』vol.149掲載のコラムを転載したものです。 わたしの友だちは、 毎日連絡をとっている人がいる。彼は同い年のアーティストで、最近で


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僕のマリ

(ぼくのまり)1992年生まれ、物書き。犬が好き。2018年、短編集『いかれた慕情』を発表。ネットプリントで印刷できるエッセイをたまに書いている。

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