伊藤詩織さんの裁判がまだ記憶に新しい。男女ともに社会のなかでつらいことはそれぞれにあるとはいえ、そうは言ってもやはり「女である」というだけで経験してしまう嫌なことは多い。女たちが戦うための、女たちによる3冊の本を、僕のマリさんが選書する。 ※本記事は、2019年2月23日に発売された『クイック・ジャパン』本誌vol.142掲載のコラムを転載したものです。 「声をあげた女たち」の3冊 消耗されたくない、といつも思う。まだ26年しか生きていないのに、たまに自分が女でいることが猛烈に悔しくなる。女である、ただそれ
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