第1巻が2015年に発売され、ほぼ1年に1冊のペースで刊行されてきたマンガ『A子さんの恋人』。2020年3月にその最新第6巻が発売され、美大卒のモラトリアムを謳歌しているように見えるアラサー女子たちの物語がいよいよクライマックスを迎えようとしている。 著者は異国での生活を淡々と描きつつ、アーティストならではの視点も光るエッセイマンガ『ニューヨークで考え中』でも知られる近藤聡乃。 ライター・ヒラギノ游ゴが『A子さんの恋人』をレビューします。なぜ私たちがこの「凪いだ物語」に惹かれてしまうのか、その一端がわかる
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