JO1、原因は自分にある。、CUBERSなど、2020年代に躍進が期待されるボーイズグループ最前線

2020.4.7

From SNS

ACE COLLECTIONやNovelbrightがSNSを活用してバンドとしてのキャリアを切り拓いたように、SNSを起点として一躍時の人となったボーイズグループもある。「アイドルオタクアイドル」を自称する9ちゃん(末吉9太郎)が所属する「CUBERS(キューバーズ)」だ。“From SNS”なんて書くと、「彼らは地道にがんばっていました!」とファンに怒られてしまいそうだが、“SNSのおかげでようやく見つかった”ということで許してほしい。

CUBERS「WOW」

CUBERSは「聴けるボーイズユニット」を名乗っていることもあり、一貫して曲がいい。2015年のデビュー以来、日本語歌詞を基調としたポップでキャッチーな音楽を展開している。メジャーデビュー時の「メジャーボーイ」ではつんく♂が作詞作曲を務め、つづく「妄想ロマンス」はSexy ZoneやA.B.C-Zにも楽曲提供をしているひろせひろせが作曲。当たり前のように音楽番組へ出演している面々に勝るとも劣らない“音楽”で勝負している。

また、メンバーの系統がそれぞれ違っているのもCUBERSを推せるポイントのひとつだ。ボーイズグループは顔や雰囲気などが同系統のメンバーで固めてしまいがちだが、彼らはまさに五種五様。「みんな同じ顔に見えて、誰が誰かわからない」という懸念はおそらくないだろう。楽曲派かつ個性的なCUBERSが、9ちゃんを起点として世の中に浸透することを望むばかりである。

Power of SING

ボーイズグループとひと括りにしても、ダンス&ボーカルを謳うところもあれば、ボーカルに注力しているところもある。日本レコード大賞の新人賞を2014年に受賞した「SOLIDEMO(ソリディーモ)」や2017年に同賞を獲得した「UNIONE(ユニオネ)」は、その美しい歌声やハーモニーを強みにしているグループだ。彼らにつづくボーカルグループとして推したいのが、2018年にメジャーデビューを果たした「COLOR CREATION(カラークリエイション)」だ。

COLOR CREATION「ハローグッバイ。」

巷ではLittle Glee Monsterの男性バージョンなどとも言われているCOLOR CREATION。TikTokのアカペラ動画をきっかけとして、その知名度を着々と上げている。歌がうまいのはもちろんのこと、それぞれの声質が異なるのが彼らの強みだ。5人の持つ声色が違っているからこそ、ユニゾンで歌ったときに抜群の厚みを発揮する。また、得意とする歌唱や音域も違うため、ひとつの曲調に捉われることなくさまざまなアプローチを取れる。バラードだけでなく、タオルを振り回すようなアップテンポな曲も歌いこなすライブは必聴。ぜひ現場に足を運んでほしい。

From Harajuku

バンドやメジャーなアーティストを推している人には縁がないかもしれないが、原宿には「JOL原宿」という男性アイドルの聖地がある。通常はフードコートとして機能している場所なのだが、イベントスペースが設けられておりライブや特典会が毎日のように開催されているのだ(4月7日現在、新型コロナウイルス感染拡大によりイベント自粛中)。推しと距離が近いことや技術力よりもアイドル性に重きを置かれていることがシーンの特徴なのだが、中でも破竹の勢いでファンを増やしているのが「9bic(キュービック)」だ。

9bic「proof」

2020年6月にはデビュー1周年にして、豊洲PITでのアニバーサリーライブも決定。YouTuberの「ハコイリムスコ」としても活動しており、その人気は絶大である。9bicは容姿端麗なメンバーがそろっていると共に、仕掛け人がとにかく強い。何を隠そう、すでにYouTuberとして実績を持っているYapp!(さんこいち)と米村海斗(ヘンジンマジメ)がプロデュースしているのだ。自身の見せ方や市場を理解したコンテンツメイキングは、さんこいちやヘンジンマジメの活動を通して会得してきたからこそのクオリティー。きっとこの先も冷静な視線で、熱源を生み出していくことだろう。

日夜増えつづけているボーイズグループ。女性アイドルグループがそうだったように、てっぺんを取れるのはきっとひと握りだろう。しかし、だからこそステージで命を燃やす彼らは尊く、誰かの光になり得るのだ。2020年代に新たなムーブメントを巻き起こしていく彼らの活躍が、今から楽しみでならない。


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ライター_坂井彩花

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