石橋貴明がタイタンライブに出演!? 爆笑問題・太田「それか、佐久間Pを降ろして『オールナイトフジコ』を我々で(笑)」(『石橋貴明 お礼参り』)

てれびのスキマ

テレビっ子のライター“てれびのスキマ“が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。バラエティやドキュメントの中で起こった名場面、名言、貴重な会話の数々を書き留めます。2020年から毎日欠かさず更新中。

ABEMA『石橋貴明 お礼参り』(7月6日放送)

爆笑問題・太田光とふたりのコンビの年表をもとにトーク。太田が大東文化大学第一高校出身で高3の文化祭でやったひとり芝居の演目が「ナイロンの折鶴」だっただとか、年表はかなり細かいところまで書いているようだが(詳しく見たい!)、思ったとおりそれらにはほとんど触れず、ピンク・レディーとキャンディーズの話、森田芳光、堤幸彦、ASKA、尾崎豊、山下達郎……と話題は縦横無尽に広がっていき、東武東上線の地元トークで盛り上がる。

とんねるずの元マネージャー・ボブ市川と田中は共通の友人がいて、そのボブが現在は鈴木保奈美のマネージャーだとか、太田が“逆恨み”している三谷幸喜は木梨憲武の友達の友達で、『お笑いスター誕生!!』の直後にやった初めてのとんねるずコントライブの照明の手伝いをやってくれただとか、意外な関係性も明かされる。

もちろんラ・ママから『いいとも!』グランドフィナーレの話まで、お笑い史にまつわる話も随所に。フジテレビの横澤班vs石田・港班のライバル意識を、視聴者として見ていても感じたという太田に、「明らかに潰しにかかってたからね」「横澤さんはたぶん、とんねるず嫌いだったでしょうね」と返す石橋。太田「で、『ひょうきん族』出てボコボコにされて(笑)」。

『オールナイトフジ』には、一番最初はお試し期間でゲストとして出演したのだそう。ほかの芸人は女子大生の前でみんなスベっていたが、とんねるずは世代的にほとんど変わらなかったからハマったと振り返る。

この番組で秋元康が4人のディレクターの中で一番若かった港を紹介したことが、現フジテレビ社長である港浩一との関係の始まりだという。太田が「性懲りもなく『オールナイトフジコ』を始めて。今さらって思わない?」というと、石橋は爆笑。

話の流れから、なんと「タイタンライブにひとりで出てみるか……?」と前向きになる石橋。たけしが出演した際は緊張してトイレから出てこなかったという逸話を太田が明かすと、石橋「できるかな? ネタ、ちょっと考える。すげえビビる。俺もたぶんトイレにずっと入ってると思う(笑)」。

8月か10月のタイタンライブで本当に実現しそうな口ぶりで、期待が高まる。最後に再び港社長の話になり、とんねるずと爆笑問題の特番をなぜやってくれないのかと不満を漏らすふたり。太田「それか、佐久間を降ろして『オールナイトフジコ』を我々で(笑)」。

1時間があっという間。どちらも記憶力抜群で物語るタイプだから濃密だった。

『キョコロヒー』(7月3日放送)

今回「背徳の1日」を体験したのはロッチ中岡。最初に行ったのは「髪型を変えたい」。コカドプロデュースで長年ロン毛の中岡は、ザ・マミィ酒井のような短髪にしたいとヅラを被るが、そのヅラのクオリティに納得がいかず、結局、ギバちゃんカットのヅラに。

それに合わせスーツでキメ、最後はカッコよく「若者のすべて」を合唱。『24時間テレビ』で女性芸人がやってるのを観てやりたいと思っていたが、「普段イジられてるぶん、こういうことをやりたいって言いにくい。笑われちゃうんじゃないかって」という。

隣の人が、合唱する人らしい豊かな表情に加えて体も動かしていて、どうしてもそちらに目が行ってしまうが、中岡も意外なほどうまく、合唱団のメンバーも絶賛。「気持ちいい~」「いいロケや」とご満悦の中岡、「たぶんスタジオで感性の鋭い人だったら泣くと思う」。

1日を終え、電話でギバちゃんカットをコカドに見せると「ダサい」と言われてしまう。けれど、「コカドくん、ロン毛のほうがいいんだって」と言っている表情がどこかうれしそう。

その場面に「ちょっと泣けた」と齊藤京子が言うと、ヒコロヒー「これで泣けるやつ感性鋭いって言われたから寄せてるだけちゃうん?(笑)」。

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  • 【連載】きのうのテレビ(てれびのスキマ)

    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2023年のテレビ鑑賞記録。

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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