お笑い芸人・かが屋の加賀翔と放送作家の白武ときおが“エロチシズム”にまつわる自由律俳句を詠み合う企画「エロ自由律俳句」がおよそ2年ぶりに再始動。コロナ禍で生まれた新しいエロチシズムを、前編と後編に分けて互いに10句ずつ詠み合った。
【前編はこちら】かが屋・加賀&放送作家・白武ときおの「エロ自由律俳句」再始動!

加賀 翔
(かが・しょう)1993年生まれ、岡山県出身。賀屋壮也と2015年に「かが屋」を結成。中国放送『かが屋の鶴の間』レギュラー出演中。

白武ときお
(しらたけ・ときお)1990年生まれ、京都府出身。放送作家・YouTube作家。『みんなのかが屋』『しもふりチューブ』『ざっくりYouTube』(YouTube)、『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ)、『かが屋の鶴の間』(RCCラジオ)などを担当。【ツイッター】@TOKIOCOM 【メール】[email protected]
悲しくも切ない加賀の句
【加賀の句⑥】
護身術を試すために近い
好きな子が最近護身術を覚えて、それを僕に試すために体の距離が近づいてるんです。暴漢とか危ない人の距離くらいまで近づいて。ただこれは自分がその女の子に許されているということでもあって……。その悲しさみたいなものを詠んだ句になります。
許されてる?
自分のことは絶対危なくないと思われているからこそ護身術の練習相手に選ばれているんです。危ない人間認定されていない安心感がちょっと切なかったりもするというか。
なるほど、悲しい句ですね。
今の護身術の距離が、その子との最高点の距離なんですよ。
加賀さんは危ない男でありたいですか?
何をしでかすかわからない男ではありたいですね。
僕はセーフティトイのようにありたいですけどね。
セーフティトイ?
赤ちゃんが遊べるおもちゃくらい安心・安全でいたいです。

【加賀の句⑦】
腕枕ぴったりで帰れない
また痺れの句ですね。
もう帰らなきゃいけないんですよ。でも、腕枕がすごくぴったりなので帰れないんですね。切ないというか、なんていうか、「あーもう明日眠いな」の句ですね。
寝れないし、帰らないといけないし。
でも帰れないわけですよ。仕方ないですね、こうなってしまった以上。
優しいですね。僕は相手がうっすら起きたとしても手を抜いて帰ります。
いや全部その実体験を話さなくてもいいですよ。「え、僕ないですよ!」じゃなくて(笑)。
【加賀の句⑧】
見えていいパンツなんだろう
僕自由律俳句が始まったときに、【見えそうだから見ない】という句を出したんですけど、それと近いです。確実にパンツが見えてる状態で「この子にとってこれは見えていいパンツなんだ、この子に恥じらいはないんだ」ということを自分にすごく言い聞かせている。馬鹿なやつですよね。余計なこと考え過ぎてわけわかんなくなっちゃってる。
果たして見えていいパンツなんかあるんだろうか。
僕はストレートに恥じらいをエロスと思うので、見えてないほうが絶対いいんですけど。そんなことを思いながらも結局負けて見ているということです。
いつまでこんなことに踊らされるんだろうと思いますね。考えたくないのに染みついた条件反射で自然にオートでピントを合わせてしまいますもんね。
【加賀の句⑨】
ろくろを教わる指輪の灰色
これもシンプルにエロいですね。場所は陶芸教室が近くにある山梨の旅館とかですかね。
遠出ですね。
陶芸教室でろくろを教わっている。結婚して夫婦ふたりで行ってるんですけど、先生がこうですよというふうにろくろを回しながら自分の手を掴むわけです。そこで先生も私も手が灰色になっていって、その最中に自分の指輪も泥でまみれて見えなくなってしまうということでございます。
ただただエロいですね。ろくろって何がいいんですかね、大胆になれるからでしょうか。
【加賀の句⑩】
絵馬には不倫相手の名前
心がちぎれますね。
誰々と結ばれますように、幸せに暮らしていけますようにというお願いしているんですけど、その名前は不倫相手のものなんですね。こんなことを書いてる自分もダサいわけです。頭が悪いな自分と思いながらこういうことをしているという、悲しいエロスですね。
ひとりで行ってるんですね。
ひとりで行ってます。馬鹿だなあ、愚かだなあと気づいてはいるんですけれども、だからこそこういうところから抜け出せない。
にっちもさっちもいかないですね。
どうしようもないですよ。でも必ず吹っ切れますけどね。ここまで来たら。
本当ですか。
はい、これは自己陶酔なので大丈夫です。酔いが覚めるときが絶対に来るという。
ドクター加賀ですね。
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