テレビっ子のライター“てれびのスキマ”が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。2020年から毎日欠かさず更新中。
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『お笑い王者が激推し!最強ピンネタ15連発』
賞レース番組を除けばありそうでなかった、ピンネタに特化したネタ番組。ロバート秋山が「ものすごいストイック」「平和なファンタジー」「なんでそこ広げたの?という着眼点がすごい」などと佐久間一行の「お菓子工場見学」を推薦するように、ツッコミがないことが多くてとっつきにくいピンネタを推薦人が笑いどころを解説してくれるから観やすい。
麒麟・川島はやはり、もう中学生を推薦。「ほとんどの芸人が敵わない。戦えるジャンルにいない。独自のジャンルをひとりでやってる」「人を傷つけない笑いが最近のトレンドですけど、人をどうしたくてこのネタを作ったんだろうって。趣旨がわからない」と紹介。「煮っ転がしふるさとへ」というネタについては、「そんところで終わるんだっていう衝撃。どの映画にも負けない衝撃の結末」と語る。オードリーはルシファー吉岡の「ドッキリ」を推薦。「ひと言でいうと変態」「ドッキリとわかったときの顔。絶妙な表情しますよね。事実、状況を把握しようとするルシファーの顔を見てると泣きそうになる」「お芝居としても見応えがある、情景が浮かぶ」と絶賛。
ジャルジャルはゆりやんレトリィバァを推薦。「なんでも小馬鹿にする人。やりたいことがシンプルなだけに平坦なネタになりそうだけど、そうならないのがゆりやんのすごいところ」「わかる人には分かる、わからない人にはわからないって言われがちだけど、そんなことじゃない」。これはそのままジャルジャルにも言えることだろう。他者についてどのように評するかを聞くと、本人が大事にしている部分がよくわかると僕は常々思っているが、まさにこの番組はネタも楽しめ、そういった部分も楽しめる番組だった。
『有吉ぃぃeeeee!~そうだ!今からお前んチでゲームしない?』
第1回王者の有吉弘行、第2回王者のオードリー春日、第3回王者の井森美幸、そして4回目と5回目を連覇したタカアンドトシの4組で「キングオブ桃鉄王」を決める戦い。前半を終えて1年経過し、有吉がトップ、貧乏神がついたタカトシが最下位。が、その直後に有吉に取り憑いた貧乏神が「キングボンビー」になり大ピンチに。有吉以外のプレイヤーもほとんどが借金生活となり、チャンピオン大会には似つかわしくない泥仕合に。
井森は相変わらずゲーム知識も乏しくありえない操作ミスをするも、順位が劇的に変わるなか、なぜか強運を引き寄せ、ずっとそこそこの位置に。後半、キングボンビーからの呪いなどに苦しめられつつも、トップに立ったのは連覇中のタカトシ。これを「不人気チャンピオン」にたとえて「セーム・シュルト状態」と表現する有吉が秀逸。本当に「桃鉄」回はハズレなし。
明日観たい番組:『マツコ&有吉 怒り新党』夏目三久出演で生放送2時間SP
『マツコ&有吉 怒り新党』(テレ朝)解散!!生放送2時間SP。
『アメトーーク!』(テレ朝)「マセキ芸人〜リベンジ編」。
『アウト×デラックス』(フジ)中嶋イッキュウ。
『見取り図の間取り図ミステリー』(日テレ)見取り図、全国ネット初MC。
『NEWニューヨーク』(テレ朝)「吉村塾」。
『川島・山内のマンガ沼』(日テレ)板垣恵介。
『徹子の部屋』(テレ朝)にコロッケ。
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