芸人・漫画家の矢部太郎が、実の父である絵本作家・やべみつのりとの幼少期のエピソードを描いたマンガ『ぼくのお父さん』を6月17日に発売する。
「子供の頃、いつも一緒に遊び、絵を描いていた父」を描く
矢部は1997年にお笑いコンビ「カラテカ」を結成。芸人として活動するかたわら、俳優として舞台、ドラマ、映画などで活躍してきた。また、複数の外国語を習得したり、気象予報士の資格を取得したりと、幅広いジャンルで才能を発揮。初めて描いたマンガ『大家さんと僕』では第22回手塚治虫文化賞短編賞を受賞し、同作はシリーズ120万部を突破する大ベストセラーとなった。
『ぼくのお父さん』は、『大家さんと僕』以来の作品だ。矢部の父親は絵本・紙芝居作家で、『かばさん』『ふたごのまるまるちゃん』『あかいろくんとびだす』といった作品を発表してきた。『ぼくのお父さん』では、40年前の東京・東村山を舞台に、つくし採取、自転車のふたり乗り、屋根から眺めた花火など、ノスタルジックな心温まるエピソードを通じて、「子供を見守りながら同じ目線で共に遊ぶ」「常識に捉われず、のびのびと子供と向き合い、時に親自身も成長していく」といった家族の姿が描かれている。
矢部は『ぼくのお父さん』について、
「子供の頃、いつも一緒に遊び、絵を描いていた父が『みんなのお父さんとは違うなあ』とふしぎで、はずかしいこと、わからないことがたくさんありました。漫画に描くうちに……余計にわからなくなりました(笑)。父に読んでもらったら、『こんな理想の父親みたいに描かないでよ~』と言われて、どこをどう読むとそうなるのか、やっぱりわかりません(笑)。そんな『ぼくのお父さん』、みなさんも何か忘れていたことを思い出してもらえたりしたら嬉しいです。あと、ちょっと笑ってもらえたらさらに嬉しいです」
と、コメント。全編カラーの40ページ描き下ろしとなっている。
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