「あきらめではなく、“希望をつなぐ”」GENERATIONS中務裕太の覚悟
インタビューにはタンクトップで登場。昭和マインドな「漢らしさ」を追求するタフガイの中務裕太だが、コロナ禍では心が折れたこともあったという。そんなときに救いになったのは、長年継承されてきたLDHの魂だった。ダンススクール・EXPGのスーパーバイザーとしてLDHの夢を次世代につなぐ役割も担う彼が、GENERATIONSとしてつかもうとしている未来とは。
GENERATIONSの80ページ総力特集が掲載されている『クイック・ジャパン』vol.169より、ソロインタビューの一部を特別に公開する。
シンプルにいうと、僕らは伝説のグループになりたい
中務裕太(なかつか・ゆうた)
1993年1月7日生まれ、大阪府出身。「原点回帰をしたことで、来年以降は今まで見えていなかったものが見えてくる予感がしています。お楽しみに、ということで!」。最後まで「漢らしさ」全開のインタビューだった
──中務さんはEXPGのスーパーバイザーもされていますが、ダンスを教えるときはどんなことを意識していますか。
中務 自分の今の気持ちと踊りをリンクさせて、今の自分の気持ちをしっかり表現することに重点を置いて伝えるようにしています。ダンスって、その人の感情や人生が自然と乗っかってくるものなので。とはいえ、僕もダンスを23、4年やってきているので、いろいろ考えながら踊ってしまい、ダンスが素直じゃなくなることがあるんです。そんなときに、歴が浅い子たちのダンスを見ていると、すごく素直でスッと伝わるものがあったりして。いつもみんなから勉強させてもらっています。
──昨今では、LDH以外にもダンス&ボーカルを軸としたグループが増えてきましたが、他のグループとはどのような意識で向き合っていますか。
中務 ダンス&ボーカル戦国時代なんていわれるくらい、ボーイズグループに限らずガールズグループもたくさんいて、ライバル意識は少なからずあるんですけど、一緒になって盛り上げていきたい気持ちのほうが強いかも。僕は世界中の人に、もっともっと「日本ってすごい」と知ってほしいという想いでいっぱいなんです。もっと日本に注目してくれよ、って。日本のエンタテインメントって世界からすごいと思われていると思いますし、自分でも「すげえじゃねえか」って思う。
今はK-POPが勢いありますけど、K-POPグループで活躍する日本人の子が「ダンスがうまい」と言われていることも、とても多いんです。今の若い世代にはダンスのうまい子が多いし、フロムジャパンで世界を目指してほしい。自分に自信を持って、日本を背負ってがんばってほしいですね。
次の世代を引っ張っていくのは、僕たち上の世代の役目でもあると思うので、一緒に世界を目指していきたいなって思っています。もし、叶えられない夢があったとしても、後輩に託すこともできるので。気負いしすぎずにやっていきたいですね。
──GENERATIONSは生涯現役なイメージがありますが、すでに夢を託すことも見越しているんですね。
中務 体がちぎれるまで踊るつもりなので、僕自身がアーティストとして生涯現役なのは曲げません。ただ、年齢というリアルな問題は、GENERATIONSにも出てくることだと思うので。EXILEでできなかったことをHIROさんが僕たちに託してくださったように、僕たちができなかったことを次の世代に託していくのは、すごくLDHらしいなと。
いつもHIROさんは「全員が俺の分身だと思っているから」と言ってくださるんですよね。LDHの一人ひとりが、EXILEであり、三代目 J SOUL BROTHERSであり、GENERATIONSであり、THE RAMPAGE。個々がLDHを背負い、全員がワンチームでやっているので、たとえ自分たちに叶えられない夢を次の世代に託すことになったとしても、それはけっしてあきらめではなく「希望をつなぐ」ような感覚なんです。
──これからの10年は、どのように過ごしていきたいですか。
中務 一日も無駄にすることなく、ファンのみなさんのためにできることを、一生懸命にやっていきたいと思います。大人になり経験してきたことが増えるにつれて、時間の流れが早く感じるようになる。これだけいろいろ経験してきて、ここからまた10年ってなると、今までよりもっと時間が過ぎていくのを早く感じるようになると思う。シンプルにいうと、僕らは伝説のグループになりたいので。
「GENERATIONSね。観たことないけど、知ってるわ」と言われるくらい、誰もが名前を知っているグループになるために、ここから再び馬力を上げてやっていきたいですね。15周年までには、もう一回ドームツアーもやれたらいいな。
GENERATIONSはなぜ「未来を信じられる」のか?
2023年12月13日(水)より発売中の『クイック・ジャパン』vol.169は、GENERATIONSとFANTASTICSのW表紙。表紙&第1特集では、10年という月日がGENERATIONSに与えた逆境と試練を振り返り、合計3万字のソロインタビューなど充実のコンテンツで<それでも「未来を信じられる」理由>を紐解く。
『クイック・ジャパン』のECサイト『QJストア』では、7人のソロ表紙風デザインの大判ポストカードが1枚セットとなる限定特別版を販売中。
※サイズは『クイック・ジャパン』と同じA5版、7種類から1枚がランダムでセット
※誌面は通常版と同内容
【総力特集】GENERATIONS それでも未来を信じるか?
10年という月日がGENERATIONSに与えた逆境と試練を振り返り、それでも彼らがまっすぐに未来を信じる理由とは。充実のソロインタビューなどで7人の本音と魅力を紐解く。
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ニューミニアルバム『beyond the GENERATIONS』11月21日発売
『GENERATIONS LIVE TOUR 2023 “THE BEST“』『GENERATIONS LIVE TOUR 2023 ”THE STORY”』と、ふたつのツアーを開催するGENERATIONSの初のミニアルバムが11月21日に発売。DVDにはミュージックビデオや『D.U.N.K. Showcase DAY3 (c)NTV』のパフォーマンス映像を収録。
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