罪悪感の句です。花粉症なので最近贅沢して鼻セレブを買ったんですけど。ひとりでそういうことをしたあとに「俺、セレブに拭き取らしてんじゃん」っていう妙な高揚感がありまして。

そうですね。「こんなに下卑た私の欲望を、セレブに拭き取らしてらあ」っていう倒錯感といいますか。

トゲありません？（笑）

え！　やったことないっすか？

……ないですか。「俺ら」にしちゃいました。みんなやるんだと思ってた。

そうなんですよ。文字列だけでここまで表現できるんだ！っていう感動があるんです。たとえばこれはちょっと古いやつなんですけど（画像を見せる）。

言ってみればこれって完全に無修正なわけでして。アスキーアートはあくまで文字なんですよ。文字列のつながりだからエロく見えるっちゃ見える、見えないっちゃ見えない、なので修正がいらないんです。

補完もあると思うんですけど……そうですよねえ、もっとエロいアスキーアートがあるんすよ。悔しいなあ。

これは画風を味わっているというか……。映画を見たいときもあれば小説読みたいときもあるように、エロい小説を読むときもあればアスキーアートを見るときもあるという……需要が時々によって違うといいますか。

伝わってよかった……話してみるもんですね（笑）。

コケティッシュっていう英単語があるじゃないですか。あれいつも意味を忘れちゃうんで、僕なりにこうやって思い出すようにしてて。コケティッシュ……なんだっけな。苔の生えたティッシュだから、ああそうだ色っぽい色っぽいって、これで毎回思い出してるんですよ。

コケティッシュとキッチュは忘れちゃいます。

ゴロゴで古文単語を覚えるみたいなことです。

「熟女不倫、そこにゴリラが！」っていうAV知ってます？

知らないですか？

そんな、みなさん冷めないでください（笑）。

熟女の奥さんと間男が不倫をしてるシーンから始まって、カットインするかたちで「動物園からゴリラが逃走しました」っていうニュースが流れるんです。

会社にいる旦那が「これ、うちの近くの動物園だ、奥さんに言わないと」って電話するけど、奥さんたちはエッチしてるからつながんなくて。旦那がなんとか家まで戻ってくるんですけど、そのころには間男とのエッチは終わっていて、結局間男と旦那が鉢合わせることはないんです。「あなた、そんなに慌ててどうしたの」「お前知らないのか、ゴリラが家の近くにいて危なかったんだぞ」「わーごめんなさい」なんて抱き締めあうんですけど、その直後にゴリラが間男をめちゃくちゃ追っかける画に切り替わって、最後は間男がぶん殴られて終わるんですよ……これがハラハラして非常にシコれましてねええ。

そうですね。もしかすると全部がむちゃくちゃになるんじゃないかっていう。

そうですね、もっと強烈な罰が存在したら僕ももっと興奮するのかもしれないぞ、と。

よく考えたら全然有名じゃないですね（笑）。サンプルを観たら今言った内容が全部わかるんで観てほしいです。