テレビっ子のライター“てれびのスキマ”が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。バラエティやドキュメントの中で起こった名場面、名言、貴重な会話の数々を書き留めます。2020年から毎日欠かさず更新中。
『ゴッドタン』(4月1日放送)
番組に欠かせない松丸アナの後継者を探す「第2の松丸オーディション」。松丸の代打を務めた朝日奈央は「『ゴッドタン』きっかけで人生変わった」という。
事前オーディションを通過したのは、モデルのたけうちほのか、役者の金久保芽衣、高校生の凛花、元アイドルの明石ゆいなの4人。その中でも、たけうちがずば抜けていた。
「最近ムカついたこと」というトークテーマでは、「貧乏俳優の飲み会」などと松丸を彷彿とさせる口の悪さ。ふたつ目のトークテーマのときには「兄は俳優、弟は歌手やってるんですけど」と口にし、「誰?」と問われて、満を持して「竹内涼真」と答える。
明かしたタイミングとして、ちゃんと自分のおもしろさをある程度見せたあとだったから、驚きもあって一番よかった。兄の涼真は、彼女をおもしろいと思っているから「バラエティでがんばれよ」と言うのだそう。
松丸との変なおじさんダンスバトルでも、圧巻の変顔を見せるたけうち。またも『ゴッドタン』に逸材が登場した。文句なしの優勝に、劇団ひとり「朝日の最初のころを思い出す」。
『しくじり先生』(3月31日放送)
最強ブリーフ芸人決定戦「PAN☆ICHI」。参戦したのは、和田まんじゅう、きょん、みちお、アタック西本、パンサー尾形という「ほとんど坊主」の面々。やたらテンションが高い。
吉村も参加したそうな感じがにじみ出ていたが、誰よりも若林がそうで、オープニングでさっそくズボンを下ろし「やるなら一番最後!」と澤部にツッコまれてしまう。
最初の競技は「パンイチバトルロイヤル」と題した尻相撲。これがVAR判定に持ち込まれるほど白熱。西本が関係ないところで転んでいるのがやたらおもしろかった。澤部「感動で涙が止まりませんよ! こんなにおもしろい大会、初めてです(笑)」。
つづく競技は、スタジオ&倉庫に隠されているブリーフを探し、何枚履けるか競う「パンツオリエンテーリング」。高いところに設置されたブリーフを協力して取り合う。
カギの暗証番号が暗号になっているものに対しては、みんなが暗号を解こうと考えているなか、ひたすら1個ずつ数字を合わせてカギを本気で開けようとしている尾形に、爆笑すると共に狂気性を感じた。これぞ尾形。
そしてようやく暗号が解けると、ついさっきまで協力していたのに、我先にとブリーフを奪い合う醜い姿。なぜこれを『しくじり先生』でやるのかわからないところも含めて、くだらなくて最高だった。
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【連載】きのうのテレビ(てれびのスキマ)
毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2020年のテレビ鑑賞記録。
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