ハライチ岩井が過去の自分に別れを告げるマジ歌に、設楽「ここからまた1回悩むんだろうなって」(てれびのスキマ)

てれびのスキマ

テレビっ子のライター“てれびのスキマ“が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。バラエティやドキュメントの中で起こった名場面、名言、貴重な会話の数々を書き留めます。2020年から毎日欠かさず更新中。


『ゴッドタン』

「マジ歌選手権」も20回目の記念大会。いつもどおり、トップバッターはヒム子こと日村勇紀。「ヒム子はやっぱりベタが好き♪」というK-POP風の「ヒム子の新時代」を歌う。フォーメーションダンスのクオリティの高さ!

角田は、今やASH&Dの代表取締役になった大竹マネとエミネム風の「望む日々」。ヒップホップのトレンド「トラップ」を取り入れたラップで「50(歳)の日々に事件はいらない」「波風立たぬ日々を望む」と歌うと、同世代の設楽は「今までで一番いいかも」と刺さった様子。飯塚「東京03のために事件はいらないってところ、ちょっとだけうるっとしました」。

ロバート秋山は「バックパックコブラ」として架空の言語で歌う、彼ならではのマジ歌を披露。バカリズムは肩パッドを過剰に入れて、チャゲアス風にコメントVTRで褒められているときの「ワイプで静かに小首振る女優の謙遜」を「秋桜」にたとえた曲を歌う。絶品。そのバックにVTRが流れ、なんと夏帆が出演。「ワイプで静かに小首振る女優」を実演する夏帆にバカリズムは「心当たりあるんでしょうね」と笑う。その夏帆からVTRで褒められると小首を振るバカリズム「僕の秋桜、出ちゃいました(笑)」。完璧過ぎる流れだった。

初登場の錦鯉は、渡辺がメインで長谷川はコーラス。「売れたなぁ」と題した昭和歌謡風の曲を歌い上げる。理想の仕事量を聞かれ渡辺「7割ぐらい減ってくれれば(笑)」。

昼の帯番組のMCとなるハライチ岩井は、腐り芸人だった昔の自分との別れの歌「Good bye」を、昔の自分と今の自分のかけ合いで歌う。「2人の道は別々なんかじゃない 思いはいつも1つ ただ『笑わせたい』それだけ」「過去の自分をただ『笑わせたい』それだけ」と歌い上げた岩井に、設楽「ここからまた1回、悩むんだろうなって」矢作「やってみると思ってたのと全然違うからな」と経験者ならではの重いひと言。

フット後藤は、登場からギターが幕に引っかかる「新たなドジ」っぷりで「ダサさ」を振りまく。ゲームをテーマにした「この仮想空間で君は何を想う」と題した曲は「南無阿弥陀ウンロード」「ムンクの叫Bダッシュ」「会心の一撃Kiss」「事実無根ティニュー」といったフレーズが飛び交う。「Now Loading!」とギターを回転させるのがくだらなくておもしろい。しかも、当たらないように顔を反っているのがかっこ悪くて最高。曲はちゃんとカッコいいのになんでこんなに可笑しいのか。

一流の芸人たちが練りに練った歌ネタ、それも新ネタを披露するのだから、本当に贅沢で至福の時間。それにしても劇団ひとりは最低を更新するひどさで、さすがだった。

『ミリオネア・バイヤーズクラブ』

年末年始は、変な番組がどさくさに紛れて放送されることがあるが、今期のその筆頭のひとつだったのがこの番組。販売総額1億7000万円超え、世界一高額のテレビショッピングと謳われた番組。MCは錦鯉・渡辺隆。相方の長谷川がいないというのも、いよいよ渡辺が前面に出てくることを予感させる。

商品プレゼンターは夢グループ、レジェンド松下、なすなかにし、保阪尚希といった「通販アベンジャーズ」。バイヤーとしてひな壇に座るのは、日本を代表するミリオネアたち。その中にシソンヌ長谷川も。彼がひとりツッコミ役を担うことに。本当に長谷川はこういう役回りが多い。いかに信頼されているかがわかる。「冬のポカポカ4点セット」999,980円で「100万円切った!」などと渡辺が驚いたり、体験者・白木千春さんとしてあぁ〜しらきが出ていたりするたびに、長谷川がツッコんでいく。

220万円の冷蔵庫だとか、ハイテク水中運動マシンが300万円引きの13,310,000円などが紹介されていく。そんななか、何件か購入手つづきに入ったという信じ難い情報が入ったりもする。渡辺「ただいま、いたずら電話が100件以上来ているということです(笑)」。


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