若林が40代になって気づいた「笑い」と「生活」の話に森三中・黒沢「どんどん上行くじゃん!」(てれびのスキマ)

てれびのスキマ

テレビっ子のライター“てれびのスキマ“が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。バラエティやドキュメントの中で起こった名場面、名言、貴重な会話の数々を書き留めます。2020年から毎日欠かさず更新中。


『あちこちオードリー』

ゲストは森三中。『ガキの使い』などの過激なネタは黒沢が蜷川幸雄ばりに厳しい演出でプロデュースしていたとか、『ロバートホール』のことを回想し、この番組頻出のフジのコント番組ディレクターへの恨み節、『イッテQ』などの過酷ロケの話など興味深いものばかりだったが、番組後半、黒沢の話したいこととして余談のように始まった「笑い」と「生活」の話がとてもよかった。

「結婚」なんて40代になるまで考えたこともなかったと若林が言うと、我が意を得たりといった感じでうれしそうに「40歳の壁ー!」と黒沢。「(41歳のときの)ある日、あれ? これなんでがんばってるんだろう?ってなっちゃって変な落とし穴落ちるみたいな感じになった」と。そこから「結婚」を意識し始めたそう。妻となる看護師の彼女が自分のお弁当を若林の家で夜作ってから寝たのを見て「恋愛っていうより生活だ!」と思ったという。これに黒沢、立ち上がり「若さん、生活なんですよ! やっぱ気づくの早いなあ(笑)」。

黒沢は4人家族の友人の家で、友人が「これ買っといたよー」と子供に言って、その子が「やったー」と喜んでいる光景を見て「笑いってそこなんですよね。笑いって、ボケたツッコんだじゃなくて、そういうことも楽しいってことなんだと思ったときに、あ、こういうことのほうが大事なんじゃないかなってやっと気づいた」と言う。すると若林も、9カ月の娘を笑わせたいと思ってしかけ絵本の間を試行錯誤していたと話す。だが、ハイハイをし始めた娘に一緒になって横でハイハイしたら大爆笑したという。「笑わそうとする気持ちって、剣を持たずして戦うじゃないですけど、剣を持っちゃってたんだなと思って。同じハイハイをする、同じ目線になって笑顔で笑わす。これか!と思いましたね」と若林が語ると、黒沢「どんどん上行くじゃん!(笑)」。

また、大島が若林に「センター分け」にした理由を聞くと、「今までは(スタッフに)流されたり『使いどころじゃないんで』とか言われてたのが、(前髪を)分けてたら『ホントそうですよね』ってなったんですよ。同じスタッフなんですけど、意思っておでこから出んのかなと思って。それで、そのままにしたんすよ。似合ってないのはわかるけど、ここから意思が出て、イヤモニ(からの指示)が消えるならいいなと思って」と明かす。大島「若様、似合ってるよ(笑)」。

『盛ラジオ』

オープニング「佐久間宣行です」と挨拶したのは、佐久間Pと同じ衣装を来たカカロニ栗谷。「YouTubeのノリをここまで持ってくんなよ!」と佐久間。コロナになったため休みになるかもしれない佐久間の代役としてオファーしていたそう。

今回、トークするのは錦鯉。伝統工芸の江戸切子の職人体験ロケをした上で、それをラジオで話す。そのトークを聴いて「基本、雅紀さんはよく覚えてないなって」と笑う佐久間。実際のロケVTRを観ると、今度は小峠が長谷川に対しロケのマジダメ出し。そんななかで、佐久間が言いそうな分析を栗谷が饒舌に語ると佐久間「俺を降ろし過ぎだよ!(笑)」。

時間を追うごとに一緒の顔、一緒の服の佐久間と栗谷がただ並んでいる画のおもしろみが増していって可笑しかった。渡辺が笑わせるために盛りを入れようとするなか、長谷川が優しさゆえ、それに乗らない感じの錦鯉のトークがとても個性が出ていてよかった。その上で鉄板の何度も聞いたエピソードトークを挟みがちな長谷川のトークに佐久間「おじいちゃんが昔話始めてるみたい(笑)」。


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  • 【連載】きのうのテレビ(てれびのスキマ)

    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2021年のテレビ鑑賞記録。

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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