若林が語る春日の意外な未来像「あの人みたいになるんだろうなって」(てれびのスキマ)

てれびのスキマ

テレビっ子のライター“てれびのスキマ“が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。バラエティやドキュメントの中で起こった名場面、名言、貴重な会話の数々を書き留めます。2020年から毎日欠かさず更新中。


『あちこちオードリー』

松本明子と横山由依という「元アイドル」のふたり。松本明子が干されたあと、最初に務めたのが『TVチャンピオン』のレポーター。そのADだったのが佐久間P。「どんなADの失敗でほかのMCが怒っても、あっこさんがかばってくれる」と証言。そんないい話がありつつも「最近、『あちこちオードリー』悩みねぇやつ多くない?」と若林が言うように、あまり深い内面の話にはならず。というか「トーク番組でこんな聞き方おかしいんですけど」と前置きして「芸能界で長生きする秘訣とか、ないですよね?」と松本に聞くから「……ないです」というオモシロを優先する流れに。

その代わりというわけでもないだろうが、若林自身の深い話。『M-1』でブレイクした翌年の一番忙しい時期、出るテレビ出るテレビ、同じことを聞かれ「消費されちゃうんじゃないかな」と悩みつつも、仕事量多過ぎないですかと会社に言える立場でもなく、相談できる先輩もいない状況で出演した『ダウンタウンDX』の本番前。袖で松本人志に仏様のような口調で「よその事務所やし、他人事やけど、ちょっと出過ぎちゃうかな? どうなん?」と言われ、それを「誰にも言えない何カ月かを過ごしているから」「出番直前に泣いちゃったことある」と明かす。

また春日について「お前ってさ、ヒットマンの仕事の受け方じゃん」と若林は言う。既存の番組から指令を受けてやって、しっかり仕事して帰っていく。それはそれで素晴らしいけれど「責任を背負わないじゃない」と。一方で、その春日を自分よりテレビの世界で「長生き」するんじゃないかと若林は言って、その意外な未来像を語る。「出川さん方向かと思いきや」「高橋英樹さんのフォルム見てたら、春日って高橋英樹さんみたいになるんだろうなって(笑)」と、チームを引っ張ってクイズをやっているんじゃないかと。

そういえば前日放送の『午前0時の森』でも、フワちゃんのプロレスデビューの話題から春日に言及。「やられたあ!と思った」と若林は思ったという。なぜなら「春日にプロレスデビューしてほしかった」から。「春日にはふたつしか残ってない。新しく挑戦できるブルーオーシャンが。プロレスと宇宙からの生中継」と語る。フワちゃんは「パフォーマーですし、盛り上げるじゃん。頭もいいし。コスチュームあのまんまで出れるし運動神経もいい」からバッチリとプロレスファンの若林は言って「デビュー戦、春日と戦えばいいのにね」と笑う。隙あらば春日の話題になるのがおもしろい。「芸人さんでも、プロレス好きな人と総合格闘技好きな人とボクシング好きな人とで、ちょっと芸風分かれると思うときがあるんだよね」という若林の指摘はとてもよくわかる。

『有吉の壁』

「ボケ高校vsツッコミ学園」の三本勝負。モノボケ対決ではボケ高校、タイマン大喜利対決ではツッコミ学園が勝利し、最後は「おもしろゴザ走り大決闘」。おいでやす小田がやたら水上ゴザ走りがうまいのが可笑しい。

そんななか、プールに落ちたままゴザに上がらないU字工事・益子。有吉が「どうした?」と聞くと「結婚指輪なくしました」と。すぐに有吉が「探して!」と呼びかけると、一斉にプールに飛び込むメンバー。「パンティがありました」とどぶろっく江口がボケを挟みつつも、みんなで真剣に指輪を捜索。「ごめん、みんな……」と益子が謝るなか、「ありました!」と叫ぶあいなぷぅに大歓声。ゴザの上に立ち、みんなからの祝福の水を浴びる光景が、なんだか青春感があふれていてとてもよかった。


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1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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