山本耕史扮する土方が局長・香取慎吾と再会「こんなかたちで会うべきではなかった」「だが、最高だ」(てれびのスキマ)

てれびのスキマ

テレビっ子のライター“てれびのスキマ“が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。バラエティやドキュメントの中で起こった名場面、名言、貴重な会話の数々を書き留めます。2020年から毎日欠かさず更新中。


『ワルイコあつまれ』

「秋の大感謝祭」と題して2時間SP。「子ども記者会見」には「記者会見は慣れてます。Eテレ初出演です」という明石家さんまが登場。

「けっこう、準備屋なの」「書いたネタはたいていおもしろくない」「お笑いの本を出してくれってよく言われるんですけど、それはね、どんなに分厚くても1ページなんですよ。緊張の緩和だけなんですね、お笑いって」「自分の笑いを過保護にした」など、丁寧に芸論・お笑い論を答えていく。

「慎吾ママの部屋」には「待たせたな!」と山本耕史扮する土方歳三が登場。土方に「かっちゃん」と呼ばれると「トシ」と返す慎吾ママこと香取慎吾。もちろんふたりは18年前、大河ドラマ『新選組!』で共演した仲。

香取が演じた「かっちゃん」こと局長・近藤勇は、拳が口に入るのが特徴だったが、今やってみると「びっくりするくらい入らない」。「時が経ったんだな」と土方。

『新選組!』名場面も随所に流され、山本耕史は「ここだよ、沖田くん」と、堺雅人演じる山南敬助のものまねまで披露。とても素敵な時間だった。

最後に新選組の羽織を身にまとい、近藤勇が降臨した慎吾ママ。近藤の口調になり「まさかお前とこんなかたちで会えるとは」と言うと、「こんなかたちで会うべきではなかった」と土方。しかし、こうつづける。「だが、最高だ」。

いちいちファンの喜ぶツボを熟知したやりとりが見事だった。

『さんまのお笑い向上委員会』

向上ゲストはジャングルポケット。

今やエース格となったおたけが、ふたりにはなんの相談もなく、今後実家のもんじゃ焼き屋を継ぐそう。しかも、経営ではなく現場に立ちたいと野望を饒舌に語る。

クレームゲストにはウエストランド井口とアントニー。「もっと堂々としろ」と太田にクレーム。トリオのネタをすべて書いているブレーンにもかかわらず、後輩から信頼されていない、と。

その自覚はなかったというが、以前、NHKで「絶対バズらないタレント」としてブッキング(『ドキュメント20min』「ズレてるテレビ」)されたエピソードで大いに笑わせる太田。

しかしアントニーは「(太田は)観ていてワクワクしない」と評し、「おたけさんが言ってたんですけど、『太田は人生がおもしろくないからネタもつまんない』って」と暴露。太田「いったんふたりきりにさせてもらっていい?」。

このタイミングで楽しそうにもんじゃ焼き屋を継ぐ話をするなど、人生を謳歌している感じのおたけに言われると、けっこう、刺さってしまいそう。

ライス関町が助け舟を出そうとするも失敗。その前も、直属の先輩フジモンをイジった末にスベったことで注意されていた関町は、井口にボロクソ言われてしまう。

そのままエンディングに突入していくと、フジモンが本番中にもかかわらずダメ出し。「返さないと井口がめっちゃ悪者になるやろ」と言うフジモンに、関町「あなたが言うのは勝手だけど、ダメなときもあるんだよ(笑)」。

このところ、関町のイジられキャラとしての開花っぷりが目につくようになった。


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  • 【連載】きのうのテレビ(てれびのスキマ)

    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2021年のテレビ鑑賞記録。

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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