ザコシショウの「ションベンシューシューええやんええやん」はどう英訳される?(てれびのスキマ)

ハリウッドザコシショウ

テレビっ子のライター“てれびのスキマ“が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。バラエティやドキュメントの中で起こった名場面、名言、貴重な会話の数々を書き留めます。2020年から毎日欠かさず更新中。


『アルコ&ピースのメガホン二郎』

今回のテーマは「翻訳者」。『ブラックパンサー』『メッセージ』などを担当してきたチオキ真理をゲストに迎え、日本語の動画のセリフをアメリカ在住の日本人ディレクターに英訳してもらい、それを帰国子女のアナウンサーがアフレコ。その英語版の動画を日本語版は見ずにチオキに再翻訳してもらうという手の込んだ「まっすぐな企画」。

再翻訳してもらう動画は『TVチャンピオン』の「男vs女 世紀の対決!どっちが大食い決定戦」、『昼めし旅』、そしてハリウッドザコシショウの「碇チンボウの人類ええやん計画」。

『TVチャンピオン』は画面はバカバカしいが英語のナレーションがつくと「やっぱ壮大になるなあ」と平子が言うとおり、すごい歴史的な競技かのよう(ある意味そうだけど)。「納豆ゾーン」などのパワーワードは「ナットウゾーン」とそのまま使ったほうがおもしろいとチオキは解説。『昼めし旅』の英語版も酒井が言うようにNetflixなどでそのまま配信すれば人気コンテンツになりそう。問題はやはりザコシの「碇チンボウの人類ええやん計画」。平子「だってチンボウはさ、シショウだけのスラングじゃん(笑)」。

「シンジ、エヴァーに乗れぇ」はともかく「尿道につららがホールインワン」「キンタマを万力でぶち割ってから帰れ」「尿道フィギュア」といったザコシ的な下ネタが頻出。さらには「すべては『ションベンシューシューええやんええやん』のシナリオどおり」といった日本語ですらわけのわからない言葉が出てくる。しかし、意外にも英訳して字幕として見ると逆にアメリカっぽくなり『デッドプール』みたいとふたりは盛り上がる。吹き替えの声がちゃんとザコシの声に寄せてるのも可笑しい。

最難関の「ションベンシューシューええやんええやん」は、これはそのまま原文どおりにするか英語風に変えるか悩んだそうだが、結果「おしっこシャーでイェー! イェー!」と訳されていた。「正直、どっちでもいい」と笑う平子にチオキ「ほとんどの方にはどっちでもいいことをけっこうこだわって考えたり」するのが翻訳なのだと。真っ当にめちゃくちゃ興味深いいい企画だった!

『ホリケンのみんなともだち』

前週につづき真空ジェシカを迎えて「気になる人と話したい根ホリ葉ホリ」。前週は冒頭から川北がボケ、それをホリケンが掘り下げ変な空気になりつつも、ガクが目立ちたくて小学生のころ、自分と同じサイズの犬のぬいぐるみを持って花壇でじっと見るなど不思議ちゃんを演じていたというエピソードや、今も思春期がつづいていて母とうまくしゃべれないといった話。一方の川北は応援団長や指揮者をやるクラスの人気者だったという話も明かされ、「合唱曲が好き」というホリケンとの意外な共通点も発覚。川北はライブ会場のBGMも合唱曲にするほど好きだという。

後編では、ガクが『ゲゲゲの鬼太郎』、『アダムス・ファミリー』など薄気味悪いホラー系コメディなどに影響を受けたことなどが語られるが、一方で川北のボケが加速。「芸人になろうと思ったきっかけ」と聞かれ「ふざけてお金もらえると聞いて」と答えるとホリケンに「誰に?」と追求され「お兄ちゃん」と答える川北。だが「こいつお兄ちゃんいない」とガク。しかし構わず「一番上の兄貴がユウキ」などと架空のやりとりを始める川北とホリケン。ガク「僕を崩壊させようと!(笑)」。


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  • 【連載】きのうのテレビ(てれびのスキマ)

    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2021年のテレビ鑑賞記録。

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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