『ラフ&ミュージック』で松本人志が浜田雅功に生電話、爆問・太田光に公開オファーするなど大奮闘(てれびのスキマ)

てれびのスキマ

テレビっ子のライター“てれびのスキマ“が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。バラエティやドキュメントの中で起こった名場面、名言、貴重な会話の数々を書き留めます。2020年から毎日欠かさず更新中。


『ラフ&ミュージック』

第1夜。オープニングでは「正直、何時間くらい打ち合わせしました?」と岡村が問うと「ホントのところ、2.5回くらい」と松本。中居も「台本すら見てないです」と言うと、松本「『ラフ&ミュージック』の『ラフ』って『笑い』っていう意味じゃなくて『雑』っていう意味?」と言って「雑&ミュージック」だと笑う。

昨年同様、生電話で第2夜のゲストをブッキングする「直電!生ブッキング」。最初に岡村が電話すると「あやです」と電話に出たのはなんと上戸彩。「オカムー」「あやっぺ」と呼び合い仲のよさを見せつけると、「行けたら行く」的な回答を得る。矢部はある人物にかけるも留守番電話に。中居が新庄剛志にかけると「BIG BOSSです」と名乗ったのがおもしろかった。

松本は「けっこうなチャレンジです」と電話をかけるも留守電。「もしもし、松本やけど、吉本誘ってくれてありがとう。これ聞いたら電話して」とメッセージを残す。つまりかけたのは相方・浜田。確かに昨年の内村に匹敵することができるのは浜田くらいしか思いつかない。そのあと、「保険」という失礼な扱いで、昨年も「家や」の3文字で沸かせた上で登場した鶴瓶に電話しようとしていたところに「なんや!」と浜田から折り返しの電話。「『松本人志』って出たから」と松本の電話番号をちゃんと登録していることも判明。大阪でのロケが終わって食事中で、11日も大阪で昼過ぎロケで泊まりだというが、行くかもしれない含みを持たせた答えで第2夜の期待を持たせるのがさすが。

こちらも前回も行った「オープニングアクト視聴者投票」。ニューヨーク嶋佐の「空手の型」生披露、ジャンポケおたけ生「もんじゃ作り」と選択肢を説明していくなか、松本&岡村の「YAH YAH YAH」を言おうとすると矢部に折り返し電話がかかってくる。「俺と岡村、かわいそ過ぎる」と苦笑する松本。「ご無沙汰しております」と電話に出たのはマツコ・デラックス。「フジテレビから嫌われてる」というマツコも返事を保留したまま「投票」へ。鶴瓶への「家や」検証や「視聴者投票」という事前に決まった段取りで浜田やマツコの電話を終わらせるというもどかしさ。生放送ならではの盛り上がりを、生放送ゆえの時間に縛られ削いでしまうジレンマが生放送らしいともいえる。

そして爆笑問題と再び共演。太田は大はしゃぎで「誰が笑うねん!」と松本が困惑する小ボケを連発。「伝説の一日」での漫才の話などになるなか、松本が「俺も太田に聞きたいことあんねん。『M-1』の審査員とかやらへんの?」と公開オファーと言っても過言ではない痺れるひと言。これには「やらないですよ! 審査員なんてできないですもん。またどうせボケちゃうし。こういう空気になっちゃうし。絶対我慢できないもん。1点とか入れちゃう」と答える太田。太田が「俺、ジョーカーとうまくやっていく自信ない」とつづけると、すかさず「上沼恵美子さんのことジョーカーって呼ぶのお前だけだから!」とツッコミに見せかけ補足する田中の悪さも実に爆笑問題らしかった。

エンディングでは松本の誕生日を祝いダチョウ倶楽部のふたりが登場。3人とも59歳。誕生日プレゼントだと熱湯風呂が持ち込まれると「絶対嫌やって!」と拒否する松本。これまでやったことがないという。「鉄棒ぶら下がり対決」で勝てばいいとなり、渋々やることに。対戦相手は「どうぞどうぞ」の流れで決まった岡村。ふたりは上島同様、豆しぼり姿に。岡村が先に熱湯に落ちるも、やはり松本が落ちるまで続行され、しっかり口からお湯を「ビーン」と出す上島の芸までコピー。演者としてのレベルの高さを改めて思う。そしてひと言「パパ、今日お風呂はいらないよー」。

これを大オチとすればきれいにまとまるところ、そうしないのがダチョウ倶楽部。寺門はミキ昴生らにも熱湯に入るように促し、グダグダな展開に。それを困惑しながら呆然と見守る松本の表情も、上島が憑依しているかのようだった。

『もう中学生のおグッズ!』

「実話怪談」という企画。ロッシーや銀シャリ鰻、橋本らが怪談を話すなか、ジョイマン高木が突然「ヒュウィゴーカモン」とジョイマンラップを始めると、共演者たちにもゾンビのように“感染”していき、みんなで「ヒュウィゴーカモン」し始める……のだが、それがひとしきり終わると「高ちゃん、僕まだ話してない」ともう中が寂しそうに言う。

実は台本上は「橋本の怪談→もう中の怪談→高木暴れ出す→全員が高木に憑依」という流れだったが、橋本が話し終えたところで高木が「ヒュウィゴーカモン」と暴れ出してしまったのだ。なぜなら目にゾンビ用のカラコンをしたため、カンペが読めなくなっており「もう中の話へ」というカンペが自分への指示だと勘違いしてしまったそう。やってることも、起きたことも、その原因も全部がしょうもなくて最高のハプニング。もう中「『ヒュウィゴーカモンカモン事件』として語り継いでいこう(笑)」。

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1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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