「&TEAM」デビューメンバーが決定。15人の運命を決した“最後のステージ”に密着【『&AUDITION ‐ The Howling - FINAL ROUND』レポート】
世界で活躍するアーティストを生み出すべく、BTSの生みの親でHYBE議長のパン・シヒョクがスペシャルアドバイザーを務め、HYBE LABELS JAPANが仕かけるオーディション『&AUDITION』。その模様を追いかける番組『&AUDITION - The Howling -』(読み:エンオーディション ザ・ハウリング)で、“全員でファイナルラウンドへ進出するためには&RING(エンリング)を&BALL(エンボール)で満たさなければならない”というミッションが課せられていたが、15人全員で力を合わせてミッションをクリア。晴れて、デビュー組のK、NICHOLAS、EJ、TAKIは正式にデビューが決定。練習生11人はファイナルラウンドへの挑戦権を得たのである。
そして来たる9月3日、東京ガーデンシアターにて『&AUDITION ‐ The Howling - FINAL ROUND』が開催され、デビュー組4人と共にデビューする5人がついに決定する。アリーナには客席を設置しないかたちで豪華なセットが組まれ、海外の撮影スタジオに負けない環境を構築。スタンド席は番組観覧に当選したファンで華やかに彩られた。
オーディションを通して成長を遂げた15人
番組の開始前、会場には司会進行を務める日本テレビアナウンサーの辻岡義堂が登場。「皆さんの拍手があまりにもまばらだから出てきてしまいました(笑)」と話して観客を和ませ、会場の空気を温めていった。辻岡アナの話によると、今回はカメラのポジションによって日本と韓国のスタッフで分業しているとのこと。これにより、情報を的確に伝えることと華やかにパフォーマンスを魅せることを成立させていた。
開始10分前になると、プロデューサー陣がセンターステージ正面に着席。下手の特設ステージにはスペシャルゲストのENHYPENが現れ、会場が一気にどよめいた。さらに観客席にはBTSのRM、声優の木村昴も応援に駆けつけていた。
「『&AUDITION』開始1分前です」とスタッフの声が会場に響き渡り、場の空気が自然と引き締まる。「間もなく始まります」とアナウンスが入ると、スクリーンに今までのオーディションを振り返る映像が映し出された。
お決まりになったオープニング映像が流れると、会場には盛大な拍手が鳴り響く。改めて登場した辻岡アナが「皆さん、一緒に盛り上がっていきましょう!」と会場を活気づける。そして、プロデューサーやスペシャルプロデューサー、ENHYPENが紹介されていく。
会場が拍手に包まれるとステージ奥の扉が開きデビュー組4人と練習生11人が現れ、すぐにパフォーマンスへとつながれていった。1曲目はデビュー組4人とGAKU、HARUA、HAYATE、HIKARU、YEJUNで臨むポップナンバー「Melody」。パステルカラーの衣装になじむ爽やかな音楽には、それぞれの魅力を開花させるような華やかさがあった。
2曲目に披露されたのは、デビュー組4人とFUMA、JO、JUNWON、MAKI、MINHYUNG、YUMAによる「Running with the pack」。この楽曲は、15人とオーディションを並走してきたプロデューサー・サウンドディレクターのSoma Gendaによって作られたものだという。真っ黒な衣装に身を包んだ10人は、まるで月に吠えるオオカミのようで、クールかつ攻撃的に脚立を交えたパフォーマンスを演り切った。
「僕にとって&AUDITIONとは?」というテーマで15人が話すインタビュー映像を挟み、15人全員でシグナルソングである「The Final Countdown」を披露。オーディションの1ラウンドでの課題曲でもあったが、あのときとはまったく異なる表情でパフォーマンスを行う15人の姿がそこにはあった。最後はケガの影響でイスに座ってパフォーマンスしていたJUNWONのもとに14人が集まり、ファイナルラウンド最後の曲を締め括った。
デビューメンバーが決定する“運命の発表”
そして、いよいよ11人の練習生の中からデビューする5人が発表される。ステージに一列に並んだ練習生は、「ここまでやってきた」という自信と「選ばれないかもしれない」という不安が入り混じった、複雑な表情を浮かべていた。
「1人目の発表です。最初に選ばれたのは……」という辻岡アナの声が会場に響き渡り、少し間を開けてJOの名前がコールされた。練習生の列から離れ、デビュー組と抱き合うJO。そのあとは、HARUA、MAKI、YUMA、FUMAの順でデビューメンバーの名前が発表された。一方、名前が呼ばれなかった練習生6名は深々と頭を下げ、花吹雪が舞うなかバックステージに消えていった。
そして、スクリーンに映された映像にHYBEの議長でスペシャルアドバイザーを務めたパン・シヒョクが登場。彼らのグループ名が「&TEAM(エンティーム)」であることが告げられた。
練習生6人から届けられた声
日本テレビでの生放送が終了すると、つづいてHuluでの生配信用の映像がスクリーンに映し出される。そのときステージでは、プロデューサーとして彼らをずっと見守ってきたPdogg、ソン・ソンドゥク、Soma、井上さくらがひとりずつに声をかけ、握手をしていく光景が見られた。
そのあとステージ上では、ENHYPENやプロデューサー陣から15人に向けたコメントが寄せられ、惜しくもデビューメンバーに入ることが叶わなかった練習生6人からは次のような声が届けられた。
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JUNWON ここまで応援してくださって、本当にありがとうございました。『&AUDITION』はここで終わりましたけど、僕たち6人は諦めないで最後まで進みます。今まで忘れられない記憶を作ってくださって、本当にありがとうございました。愛してます、皆さん。
HIKARU 最後まで応援ありがとうございました。自分は悔いが残らないようにがんばって、また次にこの経験を活かせると思うので、今後も応援よろしくお願いします。
GAKU 今回は残念なかたちで終わってしまうんですけど、必ずまたいいかたちで皆さんとお会いできる日を楽しみにしています。大切な経験をさせていただき、本当にありがとうございました。これからもがんばりますので、応援よろしくお願いします。
MINHYUNG 今までありがとうございました。これからも一生懸命がんばって、次のデビューを目指して、またたくさん努力していきたいと思います。今まで一緒にがんばってきてくれたメンバーのみんなにも感謝の言葉を伝えたいです。ありがとうございました。
YEJUN お兄さんたち、そして素晴らしい仲間たちと一緒に過ごすことができて、本当に幸せでした。そして、本当に素敵な思い出をたくさん作ることができました。デビューが決まったお兄さんたち、本当におめでとうございます。これまで応援して愛してくださったファンの皆さんも、ありがとうございました。僕もまたこれから努力して、皆さんにお会いできたらと思います。
HAYATE まずは関わってくれた皆さん、応援してくれた皆さん、ありがとうございました。それと、とりあえず家族にはごめん。ただ、このメンバーで1年以上練習して、こんなステージに立てて、すごくいい経験ができました。
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