次代のBTSがここから誕生!? HYBE LABELS JAPANが仕かけるオーディション番組がスタート【『&AUDITION - The Howling -』レポート#1】

『&AUDITION - The Howling -』レポート#1

文=坂井彩花 編集=森田真規


クオリティの高いパフォーマンスを披露するボーイズグループが精力的に活動している2020年代。その勢いは未だに留まるところを知らない。キャリアの中でスキルを成熟させてきたw-inds.やDa-iCE、超特急などが活躍していることはもちろん、『PRODUCE 101 JAPAN』から生まれたJO1やINI、『THE FIRST』によって誕生したBE:FIRSTなど、オーディションを起点としたグループにも熱視線が注がれている。

そしてまた、この時代に新たな旋風を巻き起こすボーイズグループが誕生しようとしている。熱の発生源は、オーディション番組『&AUDITION - The Howling -』(エンオーディション ザ・ハウリング)。HYBE LABELS JAPANが、日本を皮切りに世界で活躍するアーティストを生み出すべく仕かける超大型プロジェクト「HYBE LABELS JAPANグローバルデビュープロジェクト」の第1弾企画だ。

この番組の様子は『&AUDITION -LIVE-』(日本テレビ)で放送され、Huluでは完全版の配信が始まっている。そこでQJWebでは、このオーディション番組をレポートする連載をスタート。記念すべき第1話は、『&AUDITION - The Howling -』の特徴を確認すると共に、メンバーの顔合わせや1stラウンドに臨む15人の模様をお届けする。


『&AUDITION』3つの特徴

『&AUDITION』の特徴は、大きく分けて3つある。
1つ目は、暫定デビューメンバー(K、NICHOLAS、EJ、TAKI)がオーディションに参加している点だ。彼らは“デビュー組”という立場で、11人の練習生と協力し合いながらラウンドごとの課題に立ち向かっていく。

2つ目は、オーディションの課題決定や審査を行うのが4人のプロデューサーである点。BTSがデビューした当時からアルバムプロデュースを手がけているBIGHIT MUSICのプロデューサーPdoggを筆頭に、BIGHIT MUSICのパフォーマンスディレクターであるソン・ソンドゥク、ブリトニー・スピアーズの楽曲の振り付け経験もある振付師の井上さくら、BTSへの楽曲提供の経験もある音楽プロデューサーのSoma Gendaが名を連ね、彼らが毎回の課題を選定し、評価を下していく。

3つ目は、オーディションのファイナルラウンドに進むためには、中間チェックと本審査の個人評価(ボーカル、パフォーマンス)、さらにラウンドごとのスペシャル項目の評価によって渡される“&BALL(エンボール)”と呼ばれるボールを集める必要がある点だ。このボールは“&RING(エンリング)”と呼ばれる月を模した箱に入れることになっており、出演者全員で集めたボールが&RINGを満たせば、全員でファイナルラウンドへ進出。もし、満たすことができなかった場合は、暫定デビューメンバーも含めてデビューが白紙となる。

&AUDITION ‘The Final Countdown’ Official MV Shoot Sketch

ENHYPENと再会したデビュー組

『&AUDITION - The Howling -』第1話は、BTSの生みの親でHYBE議長のパン・シヒョクが、オーディションにかける想いや参加メンバーへのメッセージを語るシーンからスタート。

そして、デビュー組4人は練習生と対面する3時間前、ENHYPENのメンバーと会っていた。現在ではグローバルに活躍し大人気のENHYPENだが、デビュー組と共に超大型プロジェクト『I-LAND』に参加していた仲間。新たなオーディションへ向かっていく4人に、エールを送りにきたのである。不安と期待が入り混じるデビュー組と、「日本で絶対にトップになろう」と熱い約束を交わしていた。

約1年ぶりにENHYPENメンバーと再会したデビュー組の4人 (c)HYBE LABELS JAPAN
約1年ぶりにENHYPENメンバーと再会したデビュー組の4人 (c)HYBE LABELS JAPAN

最初の課題は“15人団体シグナルソングミッション”

いよいよ、デビュー組と練習生の初対面のシーンに。デビュー組が待つ部屋に、ひとりずつ入ってくる11人。全員がそろって名札をつけ終わると、お互いのことを知るために魅力アピールをしていくことに。デビュー組の年長者であるKが「やりたい人はいますか?」と積極的に仕切っていき、「一昨日、縄跳びが得意なことに気づいて……」と先陣を切るHAYATEに、アクロバットを披露するYUMA、さらにFUMAは『ポケモン』のキャラクター「ソーナンス」のものまねを披露してメンバーの笑いを誘った。

初めて対面したデビュー組4人と練習生11人 (c)HYBE LABELS JAPAN
初めて対面したデビュー組4人と練習生11人 (c)HYBE LABELS JAPAN

翌日、再び集められた15人に1stラウンドのミッションが発表された。最初の課題は、15人でひとつのチームとなって『&AUDITION』のシグナルソングである「The Final Countdown」をステージでパフォーマンスする“15人団体シグナルソングミッション”。

このラウンドでは15人の団結力が第一に評価され、「どれだけ成長したか」といった伸び幅やステージでの客観的評価がポイントとなる。1stラウンドで15人に与えられた時間はたったの15日間ということもあり、プラクティス動画を確認するとメンバーはすぐに練習を開始。HARUAは「魅力的な曲で一人ひとりが輝けるようなミッションになるのかなって思っています」とコメントし、胸を高鳴らせた。

初めての“&BALL”を獲得

本番10日前、15人は突如バスケットボールのコートがある体育館のような場所に集められ、プロデューサーである井上さくらとSoma Gendaを前にした中間チェックが抜き打ちで行われることに。突然の知らせに動揺を隠せないメンバーだったが、JUNWONから順に個人チェックがスタート。「なんかしっくりこない」「目線もわけわからない方向に行ってる」など、辛辣な評価がつづいた。

個別チェックが終わると、つづいて団体パフォーマンスへ。いつもと違う鏡のない環境やボーカルなしの音源がクオリティを下げる要因となり、動線から外れるミスが立てつづけに発生。Somaから「この状況に歌が入ってどうなるか想像すると、けっこう怖いし不安だよね」と評される完成度だった。

中間チェックのあと、ロッカールームでひとりずつ個別に行われた初めての“&BALL”チェックで、GAKUは「今日の評価でボールが4つもらえたんですけど、良い評価なのか悪い評価なのかわかりません」とコメント。ボールを手にすることができなかったHIKARUは、「今日の中間テストで……少し悔しかったです。負けず嫌いなので」と涙を流した。

1stラウンド、割れた審査員の評価


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坂井彩花

(さかい・あやか)1991年、群馬県生まれ。ライター、キュレーター。ライブハウス、楽器屋販売員を経験の後、2017年にフリーランスとして独立。『Rolling Stone Japan Web』『Billboard JAPAN』『Real Sound』などで記事を執筆。エンタテインメントとカルチャーが..