写真を撮ることにこだわりを持つアーティストやお笑い芸人による連載「QJWebカメラ部」。
月曜日は、加賀翔(かが屋)が担当。コント師として知られる一方で、芸人仲間などを撮影した写真の腕前にも定評があり、インスタグラムのフォロワーは10万人以上を誇る。そんな彼が、ついシャッターを切りたくなるのはどんな瞬間なのか。
ベニコンゴウインコ

第40回。今回は鳥です。ベニコンゴウインコ。あまりにも鮮やかな見た目で大スターが寝ているような雰囲気。
僕は動物のドキュメントを観るのが好きで、中でも鳥には底知れぬ魅力を感じています。
別の機会にも話したことがあるのですが、極楽鳥と呼ばれるフウチョウ科の鳥は求愛ダンスに非常に凝っていて、人間が見ても明らかにダンスとわかるほど振り付けや段取りがしっかりあります。
踊るために舞台を作って掃除する鳥がいたり、バックダンサーを連れて踊る鳥もいたり、それぞれの種類でまったく違った表現方法で求愛します。
強さはまったく関係なく、ダンスを上手に踊れるかで子供を作れるかが決まってくるのでみんなものすごく本気です。僕は踊るのが苦手なので、もし自分がフウチョウだったらと思うとゾッとします。
一個のポーズを延々と見せつづけるフウチョウなど、変ですがとても全力で素敵なのでもし機会あればぜひ。


加賀翔(かが屋)、中山莉子(私立恵比寿中学)、セントチヒロ・チッチ(BiSH)、長野凌大(原因は自分にある。)、林田洋平(ザ・マミィ)、森田美勇人が日替わりで担当し、それぞれが日常生活で見つけた「感情が動いた瞬間」を撮影する。
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