8月13日(木)、14日(金)にきゅりあん大ホールにて、『オールマンゲキTOKYO』が開催された。本イベントは、昨年に引き続きよしもと漫才劇場、森ノ宮よしもと漫才劇場、渋谷よしもと漫才劇場、神保町よしもと漫才劇場の4館が一丸となって開催され、今年は「東京マンゲキの日」と「大阪マンゲキの日」と題し、東京・大阪それぞれの魅力が詰まった公演が1日2公演ずつ行われた。
本稿では、『東京マンゲキの日』と題して行われた初日公演の第二部の模様と、舞台裏の写真をお届けする。
目次
実力派コント師・シカノシンプが東京でも本領発揮
『オールマンゲキTOKYO ~東京マンゲキの日~』<第二部>
■ネタ出演者
<東京>ダンビラムーチョ、蛙亭、滝音、カベポスター、エルフ、イチゴ、伝書鳩
<大阪>黒帯、愛凛冴、ぐろう、ライムギ、生姜猫
■コーナー出演者
九条ジョー、ケビンス、エバース、9番街レトロ、しんや、ゼロカラン、ボブのコーラ、華山、翠星チークダンス、九ノ段、シカノシンプ、釈迦虎
まずは前半のネタパートからライブがスタート。7月に行われた『ダブルインパクト2026』で、決勝に進んだ蛙亭やダンビラムーチョらがネタを披露する。
続いてゼロカランたいがによる企画「俳優への道~特別編~」へ。このコーナーは、俳優の才能を隠しきれていないメンバーをたいがが集め、未来の大物俳優を発掘するオーディション。最終的にオーディションで選ばれたメンバーは、「いつかたいがが撮影するであろう映画の出演権」と、たいがから本当に「1万円」が送られる。
今回、候補生として、9番街レトロ・京極風斗、しんや、そして翠星チークダンス、シカノシンプ、九ノ段がコンビで出演。たいがとともに9番街レトロ・なかむらしゅんと、俳優としての経験も豊富な九条ジョーが審査員を務める。

まずは、たいがの指名で9番街レトロ・京極と、シカノシンプゆのきが「部活」をテーマにした台本に挑戦。ひと言目から熱のこもった演技を披露するも、審査員陣から「学生になりきれてない」「気持ちが入ってない」と指摘が。そこで、よりリアリティを出すために、審査員3人の演出が加えられた。続いてはシカノシンプ北川としんやが時代劇の台本に挑戦。こちらは一発目で完璧な演技を披露。客席からも大きな拍手が上がった。

翠星チークダンス・木佐と九ノ段・児島クソデカおにくは、病院で彼女が死んでしまった彼氏と医者に扮して演技。彼氏役の木佐が彼女の訃報を聞いて走ってくるも、走り方のひどさからセリフを発する前にカットされてしまう。そこでお手本として、シカノシンプが同じシチュエーションを披露。病室に入ってくる動作から、セリフの発し方まで、すべての言動で演技力の差を見せつけた。その後、翠星チークダンス・ちろると、九ノ段・宮田祐輔も不倫をテーマにした演技で挑戦するも、今回はシカノシンプがそろって優勝者として選ばれた。

続いて、ダンビラムーチョ・原田フニャオ率いる「パフォーマンス集団」がけん玉やピンポン玉リレーなどのパフォーマンスを披露。失敗もしつつ、最後には奇跡も……?

普段は静かなメンバーもハイテンションに
イチゴの漫才からスタートした、後半のネタパートでは『ダブルインパクト2026』王者の滝音が最後に漫才で観客を沸かせる。
後半のコーナーはケビンスが企画を担当。エバース、ボブのコーラ、華山、釈迦虎が挑戦する。まずは「エフェクトチキンレース」へ。スマートフォンがついたラジコンを交代で操作。スマホのカメラには、エフェクトがついているため、ラジコンの先にいるメンバーに、そのエフェクトがつかないよう近づけていき、エフェクトをつけてしまったメンバーがアウトとなる。
エバース町田和樹がラジコンカーの先で待機すると、相方の佐々木隆史がリモコンを持ち、いっさいブレーキをかけず、そのまま町田の顔へ。これを見ていた華山にこらすは、まわりの声に乗せられてラジコンカーの先に待機するも、顔に向けて走ってくるラジコンカーを避けてしまい、出演メンバーから批判された。


続いての企画は「ハイテンションババ抜き」。ジョーカー(ババ)を持っている人はババを持っている間、ハイテンションでいなくてはならないというルールでババ抜きを行う。
最初にババが回ってきたのはエバース佐々木。その手元からカードを引いたボブのコーラ・とあは1巡目からさっそくババを引いてしまい、ハイテンションになる。その後も次々とババが引かれていき、ハイテンションも移っていく。しかし、最終的にはエバース佐々木の手元にババが戻り、負けとなった。

コーナーの企画を担当したケビンスと、ケビンス企画に出演した華山に話を聞いた。
華山、大阪にはない最新コーナーに笑顔
──普段はそこまで交流のないメンバーとも一緒になったかと思いますが、いかがでしょうか。
にこらす 普段しゃべってない子ともいっぱいしゃべれて楽しいです。
やすい うすっ!
──どんな方とお話されたんですか。
にこらす エバースの佐々木としゃべって、ちょっと緊張しました。
仁木恭平(以下、仁木) 後輩?
にこらす 後輩です。
やすい 喫煙所でも普段会わへん人らとしゃべりましたけどね。
にこらす あと、オーベルジムとか普段大阪では食べられないケータリングを食べられてうれしいです。
山口コンボイ(以下、コンボイ) それだけ?
仁木 こうやっていろんな人が集まるイベントは吉本でしかできないようなものなので、めっちゃ楽しいです。(にこらすの頭を持って頭を下げさせる)
にこらす 自分でできますよ!
──ケビンスさんは今回コーナーの企画も担当されましたが、なぜこの企画にしたんですか。
仁木 大阪はお笑いの本場だと思うんで、一回お笑いのことは忘れて、お笑いの脳みそを使わずにできる、ただただ楽しい、子供の頃を思い出すようなコーナーにしたいと思いまして。(再びにこらすの頭を持ってうしろを向かせる)
にこらす どこむかすねん!
やすい でも最新のテクノロジー使ってるなって思いました。
にこらす 大阪にはまだラジコンがないんでね。
コンボイ 僕は、知らないうちにコーナーが決まってました。いないほうが話が早いから、最近は打ち合わせにも呼ばれないんです。でもこのコーナー、めっちゃおもしろいんですよ。あ、すみません。さっき九条ジョーとエアキャッチボールしてたら、ボールが当たっちゃって。エア鼻血が……。
にこらす なんも出てないやん。

東西対決の行方はギャグで!
エンディングでは出演メンバーがそろって登場。2026年9月19日(土)にLINECUBE SHIBUYAにて、渋谷・神保町よしもと漫才劇場で活躍する所属メンバーが総出演で『トーキョーマンゲキフェス2026―渋神三世代決戦―』が開催されることも発表された。
記念撮影も行い、終わりかと思いきや、エルフ荒川のむちゃぶりで最後に東西でギャグ対決を行い、決着をつけることに。まずはシカノシンプゆのきと荒川が挑戦。しかし、決着がつかず黒帯・大西進とエバース町田で延長戦へ。町田も“えぐいギャグ”を披露するも、大西が勝利し、そのまま終演した。公演の模様は8月20日まで配信で観ることができる。
公演後は、大阪から黒帯、生姜猫、東京から滝音、9番街レトロ、エバース、ゼロカランが会見に登壇した。

エバース町田「夏の思い出になりました」
──黒帯さん、エバースさんにお聞きします。東京では昨年に引き続きの開催となった『オールマンゲキ』でしたが、いかがでしたか。
てらうち 去年も生まれてから一番楽しかったんですけど、今年、更新しました。
大西 これが終わっちゃったら、今後、何を楽しみにしたらいいのか……。なんか探します
佐々木 西と東の笑いの殴り合いみたいでした。
町田 夏の思い出になりました。大阪から東京に来てる人たちとも一応、仲間になれたかなって。(急に)ガオーーーー!
──今年が初の『オールマンゲキ』参戦だったゼロカランさん、生姜猫さんはいかがでしたか。
ワキユウタ (漫才劇場開催の)フェスがありすぎて、俺らはこれ初なんやってなりました。でも、大阪のメンバーも含めたイベントに出演できたのはうれしかったです。劇場に認められたなと。
たいが 僕がこのおもしろさが、日本の“笑い”になってほしいという思いでやっていたコーナーが、今日はいろんな方々の力を貸してもらって、ちょい満席のお客さんにしっかり笑ってもらえたので、それは自分の財産になったかなと思います。
川崎 初めて出させてもらって、すんごい楽しかったです。あと、東西で一緒になることにちょっと緊張してたんですけど、相方たちを見たら安心しました。
ケージュ 僕たち3人とも母子家庭で育ったんで、それでかはわからないですけど、人生の中で記憶に残るぐらい楽しい瞬間を味わえたかなって思いました。ありがとうございました。
カンサイ 尊敬する先輩方とこうやって一緒にライブできる、本当に貴重な体験でした。みなさんと同じ目線でお笑いやれてんなって勘違いしてしまうぐらい楽しい一日やったんですけど、ちゃんと大阪戻ってからは、地に足つけて、また先輩たちに追いつけるように、芸を磨き上げて、追いつけるようにがんばりたいってより思えた一日でした。

──滝音さん、9番街レトロさんは本日発表された『トーキョーマンゲキフェス2026』でリーダーを務められます。意気込みをお願いいたします。
さすけ おじさんチームのリーダーは初めてなので、みんな言うこと聞いてくれるかはちょっと心配です。ただ、ダイタクさんとかおらへんもんな。だからまあまあちゃんと手綱は握りやすいかなと思うので、がんばりたいです。
秋定遼太郎 うちのチームは、ぱろぱろをエースにしていこうと思います。リーダーは僕たちですけど、核はぱろぱろで、一致団結、これで優勝狙います。
京極 僕らたちはエバースとリーダーやるんですけど、同世代のメンバーに対しての心配はあんまりなくて。町田が暴走したときに抑え込めるのか、そこにかかっているかなと。町田がいらないことをしないように見張ってるっていうのが一番ポイントですかね。そこさえ集中していれば、素晴らしい世代なので勝てると思います。
なかむら 滝音さんが「一致団結」と4文字で意気込みを言っていたので、僕は3文字で言わせていただきます。「鼻高々」、はい。僕たちは得を積むために、「一日一善」で、やらせていただきます。

──今日のMVPを決めるとしたら?
秋定 芸人でいうと蛙亭イワクラですかね。アドリブでアイスとかのケータリングを買ってきてくれて、心遣いがすごかったです。フェスってお祭り感を出すのに、ケータリング大事なんで。
京極 意外と僕、シカノシンプを初めて見たんですけど、コーナーで演技うまいっていうだけで拍手笑いを取ってたんですよ。実際にたいがのMVPも取ってたので、シカノシンプかなと。

舞台裏オフショット










8月13日(木)『オールマンゲキTOKYO ~東京マンゲキの日~』
<第一部>12:30開場/13:00開演/15:30終演(150分)
<第二部>17:00開場/17:30開演/20:00終演(150分)
■出演者
<東京>
ダンビラムーチョ、蛙亭、滝音、九条ジョー、ケビンス、カベポスター、エバース、エルフ、9番街レトロ、イチゴ、しんや、ゼロカラン、ボブのコーラ、伝書鳩
<大阪>
黒帯、華山、翠星チークダンス、愛凛冴、ぐろう、ライムギ、九ノ段、シカノシンプ、釈迦虎、生姜猫
8月14日(金)『オールマンゲキTOKYO ~大阪マンゲキの日~』
<第一部>11:30開場/12:00開演/14:30終演(150分)
<第二部>16:00開場/16:30開演/19:00終演(150分)
■出演者
<東京>
今井らいぱち、さや香、ダブルヒガシ、ドンデコルテ、ミカボ、太鵬、めぞん・吉野おいなり君、インテイク、ヨネダ2000、金魚番長、大王、兄弟、イワサキ、ナユタ
<大阪>
豪快キャプテン、ドーナツ・ピーナツ、丸亀じゃんご、真輝志、フースーヤ、cacao、三遊間、空前メテオ、ジョックロック、例えば炎
会場:きゅりあん大ホール(品川区立総合区民会館)(東京都品川区東大井5-18-1)
※オンラインチケットの販売は8月20日(木)12:00まで
※見逃し視聴は8月20日(木)23:59まで
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