「お腹や太ももが出る衣装なので体作りをがんばりました」『ワンピース』“エルバフ編”ナミなど、ボディラインが際立つ衣装のレイヤーに聞いたコスプレのこだわり

2026.8.17
(左から)レイさん、うさこさん、絲さん

文・撮影=ソムタム田井 編集=森田真規


ニコニコ動画の世界観をリアルに再現した大型イベントであり、大勢のコスプレイヤーが参加することでも知られる『ニコニコ超会議』。その最新回である『ニコニコ超会議2026』で、人気アニメのキャラクターに扮して撮影を楽しんでいたレイヤーたちにインタビューを実施。“衣装やメイクに対するこだわりポイント”を聞いたレポートをお届けする。

コスプレイヤーに聞いた“衣装やメイクに対するこだわりポイント”

コスプレイベントといえば会場を彩るレイヤーたちの衣装を通して、その時期に旬のアニメやマンガ、ゲームなどを分析できるところも参加する上での醍醐味のひとつ。昨今ではほぼ毎週末、全国各地でさまざまなコスプレイベントが開催され、いずれも大盛り上がりとなっている。

そうしたイベントに興味はあるものの、まだ参加したことがない方に向けて、QJWebでは2026年の上半期に行われたコスプレイベントをプレイバック。取材時に撮影させてもらったレイヤーたちの写真を掲載しつつ、それぞれに聞いた“コスプレに対するこだわりポイント”を併せて紹介する。

本稿でピックアップするのは、千葉・幕張メッセで開催された『ニコニコ超会議2026』に参加していた人気アニメのキャラクターに扮するコスプレイヤーたち。2日間で13万8228人が訪れた会場には、最新アニメやゲーム関連のブースをはじめ、ボーカロイドやVTuberによるライブステージ、「歌ってみた」「踊ってみた」の参加型企画など、多彩なコンテンツが集結。これらのブースやステージの企画に参加して、各種コンテンツを楽しんでいたコスプレイヤーも多く、取材を相談したところいずれのレイヤーも快く撮影に協力してくれた。

参加者の衣装を見てみると、アニメキャラのコスプレでは『ONE PIECE』“エルバフ編”コスチュームのルフィやナミ、『名探偵プリキュア!』のキュアアルカナ・シャドウなど、現在放送中の作品が人気で、これらのキャラクターたち(に扮したレイヤー)が続々集結。

ほかにも『化物語』のブラック羽川や『パンティ&ストッキングwithガーターベルト』のアナーキー・パンティ、『ラブライブ!サンシャイン!!』の黒澤ルビィなど、こだわりが詰まったコスプレで参加していたレイヤーが多く、終了時間ギリギリまで各所に撮影のための列ができていたのが印象的だった。

「注目していただきたいのは白髪ロングの質感です。ボリューム、サラサラ感ともにテレビアニメ版を参考にしながら再現したので、いい感じにブラック羽川特有の“浮遊感”が出ているんじゃないかなと思っています。猫耳もウイッグとのなじみがよく、ちゃんと“生えている感”がある角度で取りつけられて、自然な感じに仕上がっていると思うのですが、いかがでしょう?

それと今回はアイメイクにもこだわっていて。ゴールド系のカラコン+切れ長メイクで、“知的なのに妖しい雰囲気”が出るようにしました。特に下まぶたの陰影は、眠たげであり、怪異っぽさも表現できていると思っていて気に入っています。

また撮影時は表情やポージングにもこだわって、ブラック羽川らしい“猫っぽいクールさ”と“挑発的で不気味な色気”を表現したつもりです。彼女の“人間と怪異の狭間にいる絶妙なバランス”を表現できていたら幸いです」(『化物語』ブラック羽川/あみゅねしあさん)

『化物語』ブラック羽川/あみゅねしあさん
『化物語』ブラック羽川/あみゅねしあさん

「胸元やお腹、太ももが出た衣装なので、きれいにかっこよく着こなせるようにボディメイクをがんばりました。パンティは目力の強さが印象的なキャラクターなので、水色のアイシャドウを使って目元にインパクトを出したところも、私なりに工夫したポイントです」(『パンティ&ストッキングwithガーターベルト』アナーキー・パンティ/絲さん)

『パンティ&ストッキングwithガーターベルト』アナーキー・パンティ/絲さん
『パンティ&ストッキングwithガーターベルト』アナーキー・パンティ/絲さん

「衣装は自作で用意したもので、ベルトのバックルや刀の造形にこだわりました。また、お腹や太ももが出る衣装なので、かっこよく着こなせるように体作りもがんばりました」(『ONE PIECE』ナミ/うさこさん)

『ONE PIECE』ナミ/うさこさん
『ONE PIECE』ナミ/うさこさん

「今回はコスプレをするタイミングからこだわりました。最初は単行本で衣装カラーがわかった時点でやろうと思ったのですが、アニメ放送が始まってから披露したほうが熱いかな……と考え直して、この時期にしました。衣装で注目していただきたいのは、エルバフの象徴ともいえる兜と斧ですね。大きさも忠実に再現したいと思い、造形が得意な友人(E缶さん、ふらうさん、うさこさん)に手伝ってもらい制作しました。

あと、僕にとってはいつものことなんですけど、今回もボディメイクには入念に取り組みました。ふだんからルフィ専門でコスプレをしているんですけど、過度に筋肉をつけず、ルフィらしい骨格を維持することを心がけています。体脂肪率は3~8パーセントを維持するように、食事管理はもちろん、どんなに忙しくても運動する時間だけは確保しているので、これからも僕のルフィコスプレにご期待ください!」(『ONE PIECE』モンキー・D・ルフィ/レイさん)

『ONE PIECE』モンキー・D・ルフィ/レイさん
『ONE PIECE』モンキー・D・ルフィ/レイさん

「ビジュアルを見た瞬間、かわいいキャラクターだと思って、衣装もウィッグもすべて自作で用意しました。素材を買いそろえたら、あとは制作に集中して。こちらの衣装一式は4日で仕上げました」(『名探偵プリキュア!』キュアアルカナ・シャドウ/ARISAさん)

『名探偵プリキュア!』キュアアルカナ・シャドウ/ARISAさん
『名探偵プリキュア!』キュアアルカナ・シャドウ/ARISAさん

「注目していただきたいのはウィッグの造形です。どの角度から見てもきれいなシルエットになるように、ボリュームを出すことにこだわりました」(『ラブライブ!サンシャイン!!』黒澤ルビィ/のぞみさん)

『ラブライブ!サンシャイン!!』黒澤ルビィ/のぞみさん
『ラブライブ!サンシャイン!!』黒澤ルビィ/のぞみさん

QJWebでは今後も、全国各地で実施されるさまざまなコスプレイベントに取材参加し、レポートをお届けしていく。連載形式で順次アップする予定なので、今後の更新もぜひ楽しみにしていただきたい。

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ソムタム田井

(そむたむ・たい)ライター兼カメラマン。コスプレ文化の研究家として、『ORICON NEWS』『まんたんウェブ』『WebNewtype』『ファミ通.com』『Movie Walker』など、多数のWEBサイトや書籍に寄稿。コスプレイベントの企画やキャスティングを担当しつつ、世界コスプレサミット『Co..

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