オードリー春日×パンサー尾形×あばれる君が『ボクらの時代』真剣鼎談「この番組観たことある?」(てれびのスキマ)

てれびのスキマ

テレビっ子のライター“てれびのスキマ“が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。バラエティやドキュメントの中で起こった名場面、名言、貴重な会話の数々を書き留めます。2020年から毎日欠かさず更新中。


『ボクらの時代』

「今日は慣れないフリートークに全力で臨みます」とオープニングのナレーションでおよそあり得ない紹介をされたオードリー春日×パンサー尾形×あばれる君による鼎談。春日が自身のラジオで3人で話して盛り上がったから『ボクらの時代』をやれたらいいのに、と話した翌週にはオファーが来たそう。途中、大声で罵り合うふたりに春日「観たことある、この番組?(笑)」。

このメンバーだとやはり春日が回し役でツッコミも担うかたちに。「目の前のことをやるだけ いつの間にか景色のいいところについているかもしれない」というあばれる君のポリシーには、「山岳部だからね」とすかさず補足を入れたりと完全にMC。なのにいつものようにこれでもかと大股を広げて座っている大ボケな姿のギャップがたまらなく可笑しい。

ツラかった仕事の話になると、尾形は7時間半、落とし穴にいて、自力で脱出したあの『水曜日のダウンタウン』のドッキリを挙げる。そういうのを観ていると「自分だったらどうするか?」と考えるという春日は、「1週間いてやろうか、みたいなスイッチになる」と「本気」になる方向性が違うというのが興味深かった。

尾形の話をあばれる君が同調した結果、話を取ったようなかたちになってピリッとする場面もあったり、3人共新米パパということで子育てトークになったり、それでいてどこまでも深い話にはならない感じがこの3人らしい。エンディングでは尾形「元気に行きましょう! 元気だけは負けずに!」あばれる「声張って! 体張って!」春日「汗かいて!」尾形「笑われたっていい!」あばれる「それも笑いのかたち!」尾形「そういうこと!」春日「うん! ありがとうございました!」と大声で叫び合って終わるというおそらくこの番組では初めての締め方。

『街角ホワイトボード先生』

街角にホワイトボードを置いて道行く人に思い思いに「授業」をしてもらうというテレ東らしい良企画。スタジオMCは春日と尾形。実は春日は「(プライベートで)御茶ノ水行ったとき、見たんだよ、あのホワイトボード。乳母車押しながらホワイトボードの横を通り過ぎていった」と奇跡的にこのロケに遭遇していたことを明かす。出ればおもしろかったのにと言う尾形に「怖い怖いって思って」と回想する春日。尾形「お金発生しないとやんない!(笑)」。

道行く人たちは「オススメの銭湯ベスト3」「日めくりカレンダーを作ろう」「SNSで反応のよかった投稿」「オーストラリアのいいところ」「ドールの魅力」「アイドルで人生を豊かに」「私の愛しの芥川」などオンリーワンの授業をしていく。もちろんうまい人を選んで放送しているというのもあるけれど、なんでこんなにうまく授業をできる人が多いんだろうとびっくりする。それぞれの話をもっと聴きたい!と思うくらいのちょうどいい尺でそれぞれが終わるのもよかった。

限定2回のため今回が最後。まだつづけたいという尾形「1回2回で結果出るやつじゃないですよ! 俺らなんて100回くらいでやっと味出てくる芸人なんですよ!」。


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    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2021年のテレビ鑑賞記録。

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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