オードリー若林も驚いた、春日の涙。パンサー尾形の“娘に向けた歌”に共感(てれびのスキマ)

オードリー

文=てれびのスキマ 編集=高橋千里
トップ画像=『クイック・ジャパン』vol.99より


テレビっ子のライター“てれびのスキマ”が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。2020年から毎日欠かさず更新中。


『バチくるオードリー』

最初のコーナーは、視聴者のアイデアを元にシステム漫才を行う「投稿!システム漫才」。

東京ホテイソンが行った「追い越し漫才」や「2択ツッコミ漫才」がとても彼らに合っていた。モグライダーは、もはやそのままな「ボケ忘れちゃった漫才」。これには、たける「ライブでよく一緒になるんですけど、この状態何回か見たことある(笑)」。

オードリーは「ボケに納得しちゃう漫才」。まさか前日の『じゃないとオードリー』につづいて、2日連続でオードリーの漫才が観られるとは!

名物企画「ピュアソング」にはやす子が登場。自衛隊時代の上官「イナイ士長」に感謝を伝える歌。姉妹のような関係だったという。関取花が作曲し歌唱する歌を聴いて、やす子は泣きながら「歌詞がすごくよかったです、はいー」と自分が書いた歌詞を自画自賛。

パンサー尾形が作詞した4歳の娘に向けた歌を歌ったのは、奇妙礼太郎。尾形はもちろん号泣し、若林もまたも落涙。さらにこれまで泣くことがなかった春日までも涙。「尾形くんとやってることは一緒だから、未来の春日だと思って」と。

若林「春日が泣いてるのを見たの、映画『クイール』観て以来。中2から一緒だけど『クイール』以外で泣いてるの見たことなかった(笑)」。

「バラエティ未来予想会議」では、10年後のお笑い界を予想。森田が「女性芸人の時代がやってくる」と予想するなど、若林が「思ったよりシリアス」と感想を漏らすほど真剣な話に。

スタッフも女性が多くなってきたと若林。打ち合わせ中、20代前半の女性スタッフが30代半ばの男性ディレクターに「私、それうまくいかないと思うんですけど」と意見しているのを見て「時代の潮目を見た気がした」と。自分で話していて、若林「こんな濃い番組やるとは思わなかった(笑)」。

最後には『有吉の壁』的な「楽屋王」なるコーナーがあったり、すでに多彩なコーナーができ上がっているので、近いうちにレギュラー化してほしい。

『上田若林の撮れ高』

プライベートでも仲よしだという、くりぃむしちゅー上田とオードリー若林が2時間のロケで30分の撮れ高を作る番組。

今回は『ぶらり途中下車の旅』で一度も途中下車されていない「鶴見市場駅」周辺でロケ。撮れ高ができたとふたりが判断した時点でボタンを押せばロケ終了になるルール。

学生時代、クラスで爆笑問題派と海砂利水魚(くりぃむしちゅーの旧コンビ名)派で割れていたが、若林と春日だけは海砂利水魚派だったという。

ロケ中、一般の人と話す上田を見て「『銭金』思い出しましたよ」と若林。地元の人に聞いても名物や名所も出てこない鶴見市場に、ロケ好きだという上田も不安をにじませる。

このロケの合間、上田から出産祝いをいただいたという若林はお返しを買うことに。湯飲み茶碗や高級海苔などを買う際、ご祝儀袋からそのまま金を出す若林。上田「ひと言だけ言っておく。失礼だからな(笑)」。

「過信してたかも。俺と上田さんなら50分で撮れ高ボタン押す感じになると思ってた」「俺も」と笑い合うふたりの仲のいい感じがとても心地いい。

結果、1時間56分46秒でロケ終了。放送時間が残り8分程度あるため、最後の1コーナーとしてタクシーで撮れ高を作ることに。

仕込みでもなんでもないタクシー運転手から、怪談っぽい話やザ・たっちにキレられた怪談じみた話の「2本立て」を苦労しながらも引き出し、ロケ終了。上田「今度やるときはいろいろ仕込んどいてー(笑)」。


明日観たい番組:『千鳥かまいたちアワー』1時間SPほか

『千鳥かまいたちアワー』(日テレ)1時間SP。「ノブの『夜もヒッパレ』舞台裏に完全密着」「ジャンボゲームSP」。

『さんまのお笑い向上委員会』(フジ)R-1王者しんいちvsZAZY。

『マツコ会議』(日テレ)つぶやきシロー。

『ゴッドタン』(テレ東)「みなみかわの相談相手オーディション」。

『霜降りバラエティX』(テレ朝)「粗品vs中島健人セクシー対決」後半戦。

『情報7daysニュースキャスター』(日テレ)司会が三谷幸喜に。

『旅屋おかえり』(NHK)秋田編。主演・安藤サクラ。

【関連】オードリー若林が生田絵梨花を絶賛「俺の目に狂いはなかった」


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  • 【連載】きのうのテレビ(てれびのスキマ)

    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2020年のテレビ鑑賞記録。

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1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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