オードリー若林、インディアンスきむを「大変な男」と評す(てれびのスキマ)

てれびのスキマ

テレビっ子のライター“てれびのスキマ“が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。バラエティやドキュメントの中で起こった名場面、名言、貴重な会話の数々を書き留めます。2020年から毎日欠かさず更新中。


『あちこちオードリー』

ゲストは「明るくておしゃべりだけど普段どんな人か分からない」インディアンスと井森美幸。「M-1マウンティング」しがちな「きむ」は、オードリーに対しても決勝進出が「1回だけ」だと「運の要素がある」と若干下に見ている感じ。

そんなきむを若林は「大変な男」と評す。各所で語られるAマッソ村上との「ケンカして殴られて出血した話」などを紹介。「今は田渕を知りたい時期なのに、きむのキャラがノイズになって邪魔」と若林が言えば、田渕も「きむと組んでいるうちは掘り下げてもらえない」と苦笑い。「正直に言っていることがなんかおかしい」というナチュラルな変人で「お笑いサイコ野郎」っぷりがあらわに。

芸歴37年の井森に対しては「37年やってて今現在よくワイプであんなにびっくりできますよね?」と若林。「『ちょっと待って待って!』って一番言う」と。そんな井森は、アイドルからバラドルになったきっかけとして『ものまね王座決定戦』を挙げ、玉置浩二のものまねをしたがリハでプロデューサーに「全然似てない」と激怒され、コロッケに助言を仰ぎ、結果98点を出したとか、丹波哲郎と混浴に浸かってたっぷり霊界の話を聞く仕事があっただとか、エピソードの一つひとつがずば抜けておもしろい。

年齢やキャリアを重ねるとこれぐらい知ってて当たり前と思われるからまずい、と焦るが「そこを乗り越えると、忘れちゃったで通る」とあっけらかんと語る。「自分なりの“哲学”なんてないでしょ?」という失礼なフリにも「あるよ!」と言いつつ「そこまで掴めてない、自分自身」と哲学らしきものは出てこない。

絞り出したのが「見て感じる」「全力でやる」。あえて哲学を見せないようにしているのか、あるいは本当にないのか、どちらにしても底知れない。「プロレスとは底が丸見えの底なし沼である」という有名なフレーズがあるがそれを思い出してしまった。

『有吉クイズ』

ロバート秋山が持ち歌ネタの「TOKAKUKA」にちなんで渋谷区総合文化センターで「都か区か委託か?」クイズ。これには以前、コズミックセンターでその話をしていた有吉「俺だけじゃないの?笑ってるの(笑)」。

文化センターは、建物自体は渋谷区の建物。実際の管理運営は指定管理として委託されている。「直系じゃないんだ?」と楽しそうに驚く秋山。1階の「区民健康センター」は区の直営で、12階の「プラネタリウム」は民間、8階の「シブヤフォント」は、産・官・学・福と複数が連携と意外なほど複雑な状況。「複がやってる♪」と歌うのがくだらなくておもしろい。

自販機は、区、民それぞれが置いているという。その違いがクイズになるも「もうみんな興味を失ってます!」「素晴らしい盛り下がりでしたね!」と有吉。けれど、思った以上に興味深かったし、何より10年近く前に『オモクリ監督』で初披露された曲を元にこんな企画になるという展開がおもしろすぎる(し、『オモクリ監督』、もっと長くつづいてほしかったって改めて思った)。


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1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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