フワちゃんの「緻密さ」が丸裸に「なんで1冊の本からそこまで紐解いていくわけ!?」(てれびのスキマ)

てれびのスキマ

テレビっ子のライター“てれびのスキマ“が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。バラエティやドキュメントの中で起こった名場面、名言、貴重な会話の数々を書き留めます。2020年から毎日欠かさず更新中。


『ホンシェルジュ・バカリズム』

芸能人の自宅の本棚を忠実に再現し、そこから人となりを探るという個人的に超好みな企画。

最初に再現された本棚には上田晋也『経験 この10年くらいのこと』、有吉弘行『オレは絶対性格悪くない!』、川島明『#麒麟川島のタグ大喜利』、岩井勇気『僕の人生には事件が起きない』といった芸人本が並ぶ。山里亮太、若林正恭、Aマッソ加納、星野源などの本も見える。

また、藤井健太郎『悪企のすゝめ 大人を煙に巻く仕事術』、佐久間宣行『ずるい仕事術』などテレビマンの本も。さらには姫野カオルコ『彼女は頭が悪いから』や、伊坂幸太郎、湊かなえなどの小説も。一方で、TOEICや英語の参考書、『るるぶ』『まっぷる』といった旅行情報誌など実用的な本も並ぶ。そんな中で目を引くのが『いじり・いじられ術』『お笑い芸人に学ぶ ウケる!トーク術』といった本。「芸能人でこれ持ってる人初めて見た!」とバカリズム。

この本棚の主はフワちゃん。「もう映さないで!」と入ってきた彼女は、『いじり・いじられ術』『ウケる!トーク術』が養成所の先生の本だと明かす。

「仕事のお手本」になった本は意外にもひろゆきの『1%の努力』。「ひろゆき読んでることだけは、マジで知られたくなかった」としどろもどろになるフワちゃん。「効率厨な部分があるから」「最初に自分にとって何が重要なのかを決めて行動することが大切」という部分に影響を受けたという。フワちゃん「ヤバい、ヤバい、1分くらいマジメな話しちゃった!」。

「お笑いの教科書」はマンガ『絶体絶命 でんぢゃらすじーさん』。小学校から好きで自分にとってお笑いの原点だと語るフワちゃんは、「みんながダウンタウンに憧れるように私はでんぢゃらすじーさんに憧れた」と言う。だが、「フリとかオチとかないから養成所入ったとき、苦労した」と。

ちゃんとしてるところをわざとイジらせると彼女を看破したバカリズムは「本棚から見えたフワちゃん」を「緻密な破天荒」と表現。「なんで1冊の本からそこまで紐解いていくわけ!?」とフワちゃんが唸っていたが、やっぱり本棚は人を表す。このあとのローランドや尾上右近の本棚もとても興味深く、それまでふたりの人となりにそこまで興味がなかったけど、めちゃくちゃ意外性もあってそれぞれおもしろかった。即刻レギュラー化してほしい!

『水曜日のダウンタウン』

「説教中の『帰れ!』額面通りに受け取るわけにはいかない説」第2弾。「帰れ」と言われ実際に帰るまでのタイムを争う「説教早帰らせ選手権」の最初のチャレンジャーは、自分のことを「人を怒れる人間じゃないと思ってる」という岡野陽一。

「師弟関係」のようなザ・マミィ酒井がターゲット。会うなりギャンブルの成果を報告する見るからに仲のいいふたり。そんななか、先輩・ゆってぃへの雑なイジリに対し説教を始める岡野。最初は柔らかめのトーンで「帰れ」と言うも、もちろん帰らない酒井。15分ほど経ったころには、立ち上がって強く「帰れ」という岡野に帰れないと泣き出す酒井「お許しください……」。

岡野は強く言えず自然とヘタになり「帰ってくれ」とお願いモードに。ついには土下座。それでも「やだ、帰りたくない」と泣きじゃくりながら抵抗する酒井。約48分後、ようやく「あとでまた連絡する」という約束を取りつけた上で出ていく酒井。

ネタバラシする際も、外の喫煙スペースでタバコを吸いながら岡野が来ないか待っていた酒井は、ドッキリだとわかり「よかったぁ」とまた泣き出す。岡野は「あーツラかったぁ、仕事なんだ、ごめんな……」と酒井を抱きかかえふたりで号泣。そんな可笑しくも深い友情が感じられるシーンをスタジオで観ていた粗品が、「ドラえもんの最終回か!」と見事に形容。なかなか帰らなかったことについて酒井「いや、帰れないよ、兄者だもん」。

その後、朝日奈央もチャンス大城も説教はグダグダ。そんななか、チャンスの説教相手に彼の“地下芸人漫談”で頻出し、名前だけはよく知られる地下芸人・インタレスティングたけしが登場したのが熱かった! 「この番組の真骨頂です」と塙。そして噂に違わぬ強烈ダメキャラ。

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  • 【連載】きのうのテレビ(てれびのスキマ)

    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2021年のテレビ鑑賞記録。

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1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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