「いろいろ今トラブってる」アンガールズ田中、初MCの苦悩をオードリー若林に語る(てれびのスキマ)

てれびのスキマ

テレビっ子のライター“てれびのスキマ“が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。バラエティやドキュメントの中で起こった名場面、名言、貴重な会話の数々を書き留めます。2020年から毎日欠かさず更新中。


『あちこちオードリー』

「若林のお友達」という括りで、NEWS増田とアンガールズ田中がゲスト。増田とは、ジャニーズで唯一プライベートで食事に行く仲だという若林。ふたりの出会いは、高畑充希とやっていた『未来ロケット』。個人的に大好きだった番組。このときから「まっすーって、あんまりおもしろくなかった」とイジる若林。春日も「(若林が)人見知りの真っ最中」の時期だったのに?と不思議がるが、それだけ心を許せる雰囲気を増田が持っているということだろう。「イジられて、返せないのが悔しかった」と振り返る増田に、「つまらない」イジリを繰り返す若林。

そんな増田が「NEWSでデビューしたとき、9人いたんですよ」と言って、メンバーの変遷を自分の指で表すのがめちゃくちゃおもしろい。若林「NEWSのハンドサインだから(笑)」。

芸歴半年違いで、先輩後輩の小競り合いをするのが定番という田中と若林。以前、田中から「お前らが売れるまでにちんたら時間かかってるからいけねえんだよ」と言われたのを「死ぬまで根に持つ」と語る若林。しかし田中は、オードリーが髪型を変えたりコンビ名を変えたり実際にちんたらしていたと振り返って「いいから、ひと筋通してお笑いやれよ!」と言い放つ。田中自身は「めっちゃやってたから! お笑いの勉強!」と。オードリーもお笑いの勉強をやっていたと反論されるも「やってない。小劇場でお互いイジち合ってヘラヘラしてただけ」「(自分は)隙間があればネタを書いてた。だから差ができたってことじゃない?」と意に介さない。

だが、2004年に最初のブレイクをするも2022年に始まった『呼び出し先生タナカ』までMCができなかったことに「時間かかってますね」と、逆に言い返される田中。「いろいろ今トラブってるんですけど」「俺、MCやってたら文春に直撃されるんだぜ」と嘆く。「何かあったんですか?」と聞く増田に、田中「パクリ疑惑……誰がパクリ疑惑だよ!(笑)」。
『週刊文春』の記者に直撃されたときは「めちゃくちゃ震えたよ! こういう状況になったときのMCどうすればいいのかまったくわからない」と振り返り「“初”でこれなんかある?」。この話をテレビでネタとして話すのはもっと時間がかかるのかなと思っていたけど、意外と早く来たなという印象。やっぱり、ナイナイ岡村が『オールナイトニッポン』でその話題に触れてくれたのも大きかったのかも。『先生タナカ』本編でも自虐ネタにできれば、もっといいのだけど。

MCになると、スタッフに意見を求められ「自分の一存でこれをやるかどうか決まっちゃう」責任の重さを実感したという田中は、「視聴率を見るのも震える」とMCが背負っているものの大きさがわかったのだそう。「MCの人、こんなにやってんだって、(自分がMCを)やるようになって思った」と。こういう、MCなりたての苦悩や戸惑いをリアルタイムで聞けるのは新鮮。

その後、彼女ができたことを公表した田中。公表した理由は「放っといたらスタジオの女性タレントに告白させられちゃうから!」という唯一無二な理由に加え「話の辻褄が合わなくなる」から。これには若林も共感し、家に奥さんがいるという架空っぽい話をラジオでしてたのもそのためだと語って「聴き返すとわかるけど、時系列ぴったり」と胸を張る。若林「伊集院さんだけが気づいてくれた。『若林くん、リスナーに嘘つきたくなかったんだろうな』って」。

田中が彼女の魅力を「おばあさんみたいなところ」と表現すると、「聞いたことのない答えで説得力があった」「カッコよかった」と素直に感銘を受けた若林は、佐久間Pにカットを要求。これに田中は、佐久間Pに向かって「好きにさせ過ぎなんだよ、若林を! 首根っこから押さえないとアイツ暴れるからな!」。
若林と田中の絡みにハズレなし。この番組だと小競り合いだけでなく、理論派のふたりによる深い話にもなるから、とても観応えがあった。

『アメトーーク!』

「立ちトーーク」。南海キャンディーズ山里は、裏の『アウト×デラックス』に出演していため、今回が約10年ぶりの番組出演。

モンスターエンジン西森は、他人の話のときにエピソードを挟み込むも「これは僕の話」と自分の話をするのがおもしろい。「誰も僕の話せえへんやろうなって思って自分でしました(笑)」。

みなみかわは「加地さんの編集褒めてました(笑)」と、またも奥さんの話。すっかり彼の武器のひとつになっている。事あるごとに松竹批判をしているからやめればいいと言われ「やめちゃうと、迷惑かけれないじゃないですか。松竹芸能抱えて地獄に行きたい」とテロリストっぷり全開。

EXIT兼近は、全身脱毛したときに反応してしまったという話。おぎやはぎ小木が、そういうときは「マラドーナの5人抜き」を思い浮かべるなどと話を広げていくと、見取り図・盛山「立ちトークの立ちってそういう勃ち?(笑)」。

しずるKAƵMAの改名は、相方への相談なしに行われたという話で「勝手に名前を変えたんで、村上には申し訳ないと思ってるんですけど」と言うKAƵMA。しかし「今まで村上の思いどおりに動いて、うまく行った試しがないんですよ」とキッパリ。仕事ない時期、地方ロケでかまさないといけないと思ったKAƵMAは、オープニングでガンマンの格好をして出ようとするも「そういうのはいらない。お前は素朴なんだから素朴キャラをやればいい」と村上に言われたそう。それではダメだったから、KAƵMAになったのだと。KAƵMA「結局自分らしくやって売れたじゃないですか!」。

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1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。