写真を撮ることにこだわりを持つアーティストやお笑い芸人による連載「QJWebカメラ部」。
金曜日はザ・マミィ林田洋平が担当する。『キングオブコント2021』では、準優勝に輝いたザ・マミィの頭脳、林田。そんな彼は、自身のインスタグラムで発信するエモーショナルな写真も話題となっている。林田が日常の中で、ついシャッターを切りたくなるのはどんな瞬間なのか。
沖縄へ営業
先日、営業で沖縄へ行った。
ここでいう営業とは、主に地方の会館で行われるお笑いライブのこと。僕たちは月に2、3回ほど、さまざまな土地におじゃまして営業を行っている。
北は北海道から、ついにこのたび、南は沖縄までになった。
営業はたいてい、日帰りであることが多い。今回の沖縄もやはり日帰りだったし、もちろん旅行というわけではないので、基本的には会場に着いてライブを2回やり、終わり次第すぐに空港に向かうといった流れだ。
ただ流れに身を任せていると、空港と会場の行き来で1日が終わる。そこで大切になってくるのが、束の間の空き時間だ。
自分たちの出番が終わり、エンディングで出演者が再集合するまでの約1時間。1公演目が終わってから2公演目が始まるまでの約1時間。2公演目の出番が終わり、エンディング再集合までの約1時間。
このすべての空き時間をどう過ごすかが、その土地をいかに楽しむかの鍵となる。

ほかの土地だとどこかのタイミングで1回外を歩くかどうかくらいだけど、沖縄での空き時間は特に気合いが入っていたので、思わず3回出かけちゃった。僕たちにとって、3回外に出るというのがどれだけ舞い上がっているか。伝わるかな。とにかく普通は1回なんだ。ほかの土地では空き時間の2回を、ご飯を食べたり芸人さんたちと談笑したりでゆっくり過ごすものなんだ。なんとなく、そういうものなんだ。
それなのに今回は3回も外に飛び出しちゃったりなんかして。そのうち2回は国際通りを歩いてみちゃったりして。ほかの1回は、ちょっくら近くの海辺まで遠出してみちゃったりして。
汗びっしょりになりながら歩き回って、もう大はしゃぎ。日帰りという限られた時間で、何度も沖縄を満喫しようと外へ出る健気さ。写真もたくさん撮りまして、思い出もたくさん集まった。


実は沖縄に行く直前に、古いレンズを買い足した。マニュアルでピントを合わせていたころの、フィルムだったころの「オールドレンズ」といわれるアダプターを、新しいカメラにつけて楽しむってのをやってみようかなと。
それもすべては、沖縄を満喫するため。
そんな意気込みで行った沖縄。着いて早々カメラのバッテリーを忘れていることに気がついて、最初の空き時間をヤマダ電機へ行くことに費やしてしまったのも、今となっては素敵な思い出。
海の写真なしのトガった構成で、エントリーさせていただく。



加賀翔(かが屋)、中山莉子(私立恵比寿中学)、セントチヒロ・チッチ(BiSH)、長野凌大(原因は自分にある。)、林田洋平(ザ・マミィ)、森田美勇人が日替わりで担当し、それぞれが日常生活で見つけた「感情が動いた瞬間」を撮影する。
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