三四郎・小宮浩信は、愛嬌抜群の「ポンコツを装ったクリエイター」。相田が“悲しきモンスター”と比喩する理由【魅惑の相方 vol.4】



相田が暴露する、小宮の嘘(?)

──小宮さんは、もし芸人になっていなかったら何になっていたと思いますか?

相田 絶対に路上生活者(笑)。芸人みんなそうだと思います。人生大賭けしてますからね。

──小宮さんってご実家がお金持ちなのに借金したり、わざと自分を追い込んだ時期があるのかな?と気になっていました。

相田 借金してんのかな? たぶんそれ、憧れてるだけだと思いますよ。

──え?

相田 偶像です。はは(笑)。

──これ、書いていいんですか?

相田 書かないほうがいいです(笑)。俺はわざわざ言わないけど「コイツめちゃくちゃ嘘ついてる!」ってときあります。それは結局、“成城学園出身”の俺らは弱いからなんです。お金持ちって印象から「苦労してない」って思われるのが嫌だから、装ってるわけですよ。クリエイティブなんで(笑)。

三四郎相田
実家がお金持ちの相田。幼少期、白米の上にキャビアを乗せて食べていた話は有名だ

──クリエイティブといえば、小宮さんは一つひとつのワードをとても大事にされていますよね。

相田 それはありますよね。自分の中で流行りがあるんです。新しいおもしろワードを見つけたってとき、ラジオでもけっこう何回もこするから「あ、今このワードにハマってるんだな」ってわかります(笑)。「稀有」もけっこう言ってたけど、第一次ブームが終わりましたね。「奇特な存在!」とかも。自分が日常で使っちゃったときが恥ずかしいんですよ。「やべっ、これ小宮のツッコミのワードだ」って(笑)。「~であれ」とかも平気で使っちゃいそうになるから、しゃべってる途中に「~であ……ってくれよ」とか、急に方向転換することもあります(笑)。

──小宮さんはいわゆる学校のお勉強が好きだったわけではないのに、今は語彙の勉強を欠かさない。その原動力はなんでしょう?

相田 ツッコミのワードが埋もれないようにするためじゃないですかね? 三四郎がボケとツッコミが途中で変わって、わりと振り切った思い切りのあるボケと、なんか変なツッコミでやっていくようになってから、ワードは意識するようになったのかな。何からピックアップしてるかはわからないんですけど……。

──メディアでは、小説を読んだりしているとおっしゃっていますよね。

相田 小説はね、そんなに読んでないと思いますよ。

──そうなんですか……?

相田 小宮は偶像を作りたがりますから。“かしこ”だと思われたいから(笑)。

──なるほど……。勉強の熱量は、前と今で変わっていないですか?

相田 全然変わってない。これはラジオが大きいかもしれないです。毎週エピソードを消化できるから、しゃべる言葉とかは意識してると思います。まあ、ネタも変わらずやってますしね。

三四郎相田
小宮のちょっとした嘘を暴露する相田

愛嬌抜群な小宮は、運がいい。体は弱い

──ラジオではよく冗談で「小宮はタフガイ」と仰っていますが、本当にタフガイな面もあると思います。

相田 タフガイじゃないですよ全然! すぐお腹痛くなるんだから(笑)。

──お腹が痛くなりやすいのに、過酷な仕事をがんばれるメンタルがタフだなと。

相田 休むじゃん!(笑) 歯痛で休んでますからね?

──(笑)。歯痛は辛いですから……。

相田 まあ、魅力は愛嬌じゃないですかね? 小宮はそれをやっても結局許されるんですよ。なんか弱そうだし。弱そうっていうか、ひょろひょろだから本当に弱いのよ。おじいちゃん。だから、生意気言っても許されるんですよねぇ。それで世に出てきたわけだし。危ない!って体験も結局逃れられるから、運もありますよね。愛嬌は抜群です。

──ビジュアルだけでは伝わらない愛嬌ですよね。

相田 うん、しゃべり方もあります。ゆえに舐められるっていうのもありますけど……。

──そこは紙一重ですよね。

相田 でも、アンガールズ田中さんのことをバカにする人も今では時代遅れって思われるから、小宮もそういう感じになっていくのかなと。まだちょっとバカにされることが多いかもしれないけど、徐々にみんなわかってくるんじゃないかな? もし今後、加地(倫三)さん、佐久間(宣行)さんとかが「小宮がいれば間違いない」と口に出して評価してくれれば、まわりも追いついてくると思います。もう、ほぼそうなっている気もしますけどね。

──相田さんは、こうやって小宮さんのまわりからの見方が変わってきている状況をどう思いますか?

相田 嬉しいです。そもそも、そのつもりでやってきてたんで。ようやくっていうよりも、これが30歳くらいだったらなあ……って思いますね。『ゴッドタン』(テレビ東京)に出るまでも11年くらいかかっちゃったんで。

──よく、耐えて。

相田 確かに。もし小宮が器用にできちゃう人だったら、お笑い辞めてお金稼ぐ職業についちゃってるかもしれなかったけど、小宮はそれ以外できないから、それも運がよかったのかもしれないです。

三四郎相田
小宮からは、トレードマークのなで肩をイジられることもしばしば

なんとなく、お互いの言うことがわかる

──小宮さんに助けられたなと思うことはありますか?

相田 俺がエピソードをしゃべるとき、足してきてくれたりします。あと、ムチャ振りをされたときに頼りになりますね。「1分何かしゃべってください」っていうときに、こっちが当たり障りのないことをしゃべって繋いでたら、小宮がその間に何かを考えてくれて、ボケたりツッコんだり。何かしら起きるからおもしろいというか、それが偶然でも作られた笑いでもなんでもいいんですけど、小宮がいると、ひとりだったらキツいこともなんとなく乗り切れるんです。こっちがそんなにプラン立てしなくても乗り切れるから、心強いです。

たとえば、なんにも知らない人の結婚のお祝いメッセージとか(笑)。そういうときもノープランでもいけます。なんとなく、お互いの言うことがわかるからそこまで練らなくても乗り切れるんです。街ブラロケとかも、小宮はおもしろいことを見つけるのがうまいですし。

──尊敬している部分は?

相田 変な奴が寄ってくるところですね。ロケしてると、小宮にヤバい人が寄ってくるんですよ。そういう人を呼び寄せる力がある。若手のとき、マセキの『真夏の笑フェス』ってライブで俺らが受付やってたら、小宮がボロボロの格好で両手に獅子舞をつけたおじいちゃん……めちゃめちゃヤバい人を連れてきて「当日券ある?」って聞いてきて(笑)。「当日券ないし、(そんな危ない人は)帰せよ!」って俺が返答しても「でも見たいって言ってるから」って。

──それは、小宮さんは優しさではなくおもしろがってるんですよね?

相田 そう、全然優しさじゃなくて、むしろ俺を困らせたいっていう(笑)。でも、それをしても怒られないんですよ。

──相田さんも怒らないんですもんね。

相田 俺は怒らないですよ。だっておもしろいですもん、獅子舞カチャカチャいってるんだから(笑)。そんな人に出会うチャンスなんてないじゃないですか。何をやってる人だったんだろ……。

三四郎相田
寛大な相田が怒ることはそうそうない。取材日もあいにくの天候だったが、快く外での撮影に協力してくれた

──この取材を記事化して、小宮さんに読んでもらった上でアンサー取材を行います。記事を読む前提で、小宮さんに何かメッセージをお願いします。

相田 う~ん……。小宮にはプライベートなことを聞きたいですね。次の小宮の取材、結婚のエピソードで1時間いきましょう? 俺が知らない面を見せてほしいです。そこに関して多くを語らないから。

──先日の三四郎さんのラジオみたいに、結局何も聞き出せないまま終わってしまいそうです……。

相田 お笑いの熱い部分はもうわかってるんで、知りたいのはそこです。プライベートの話も、結局サウナに行った話しかしないから(笑)。何やってるか本当に謎なんですよ。

──相田さんからの質問も入れておこうと思います。

相田 一日のルーティーンを聞きたいですね。サウナ以外で(笑)。あと、お金をどう使ってるか聞きたい。めちゃくちゃ怖かったのが、2年ぐらい前に、単独ライブを手伝ってくれているピン芸人の浜村凡平太さんに、俺らが交通費を払おうってなってたんですよ。そしたら、浜村さんが「申し訳ないんだけど、今、小宮がお金がないみたいだから相田からもらっていい?」って言ってきて……。

──2年前ですよね?

相田 そう、だからお金ないわけないじゃないですか。俺はふたりでやる仕事が多いから、その額は知ってるんですよ。で、最低限それは絶対もらってるんだから「お金がない?」ってなって……。後輩の奥村に聞いても「ないみたいですよ」って言ってて。貯金が全然ないらしいんですよ。でも、お金を使ってるエピソードも全然話さないじゃないですか。

──ハイブランド品を購入した話などはラジオで話されていますが、貯金が尽きるほどの額ではなさそうですよね。

相田 服にもそんなに使ってないと思うんですよ。プラダとかも大きいものを一発買った話はするけど全身そろえるとかではないから、どこに消えてるの?って不思議なんです。

──ギャンブルはやらないですよね?

相田 やらないです。後輩と行くキャバクラも高円寺とかだから、そんなに高くないしなぁって。どこにお金使ってるのか全然見えない。それでお金も貯金もないって……怖い。

──私も気になってきました。

相田 たぶん聞いても言わないですけどね。「まあまあまぁ……服とか……」って濁すと思いますよ(笑)。

三四郎相田
コロナ禍に金髪にしたり、ドラマ撮影のために黒髪にしたりと髪色がコロコロ変わる相田だが、どんな色でも似合ってしまう。この日は黒髪から少し色の抜けたアンニュイカラーが似合っていた

小宮によるアンサー編はこちら

この記事を小宮本人に読んでもらい、アンサーインタビューを実施。

相田に映る小宮の像は、果たして正解なのか?
小宮の不可解な行動の真相や、結婚話・プライベートな部分も包み隠さず話してくれた。

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佐々木 笑

(ささき・えみ)1996年生まれ。宝島社ムック局編集部のち、フリーランスの編集者・ライター。笑と書いてエミ読みます。本名通りお笑い大好き人間に育ちました。『フワちゃん完全攻略本』『#麒麟川島のタグ大喜利』『KOUGU維新 公式本で、イザ参ラン!』(すべて宝島社)など。アイコンは川島さんに描いていただ..

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