オードリー若林が「本当にイカれているボケ」と評す芸人とは(てれびのスキマ)


テレビっ子のライター“てれびのスキマ”が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。2020年から毎日欠かさず更新中。


『午前0時の森』

先週話題になった「若林が、好きな司会者ランキングでベスト15に入るには」に寄せられた視聴者からの意見の中で「立って司会する番組が少ないイメージ」という鋭い指摘。確かに多くの名司会者は立って司会をするイメージがあるが、若林にそのイメージはない。

そんな話をしているさなか、突如カメラの前を横切る人影。ヌルと入ってきたナイツ塙に「乱入なら乱入っぽくしてよ!」と若林。「芸能界で本当にイカれているボケの人は少ない。でもウドさんと爆笑の太田さんと塙くんはマジでいかれてる」。

塙も先の司会の話に共感し、土屋も若林も「人見知りだから相手の懐に入っていけない」と指摘。一方、さんまは「人をイジったりして立体的な落語をやってる」と評す。 そのあとは、若林がナイツにキサラのオススメ芸人を紹介。おなじみバーモント秀樹の、いかなるときも一言一句ネタを変えない「カセットテープ芸人」エピソードを披露すれば、塙は漫才協会の春風こうた・ふくたも「うちのおじいちゃんがね」という漫才を高齢になってもしていた「カセットテープ芸人」だと語る。この日話した、ATSUKO、マイコーりょう、古賀シュウらのエピソードもどこか漫才協会の師匠たちのエピソードの味わいに近い。いつか漫才協会vsキサラ芸人のような対決企画を観てみたい。若林は漫才協会に入りたいというが「春日がテレビ好きだからって理由で渋るんだよね」。

『有吉クイズ』

有吉とほとんど共演経験のないモンスターエンジン西森がゲストで「プライベートクイズ」。西森が訪れたのは親が営む鉄工所。VTRが始まる前は「なんで?観たくない」「突然来て怖いよ」と言っていた有吉も「おもしろそうだね」と前のめりに。「MC旋盤」だの「アキシャルポンプシステムの中のリテーナプレート」だのといった専門用語と、その説明テロップがなぜかおもしろい。

これから作るという有吉へのプレゼントは何か、がクイズ。「専門分野の加工なんで」今日中に作れると胸を張る西森。その作業をする姿は「マジ、スゴいな」と有吉が感想を漏らすほど。窓からの木漏れ日に照らされた背中が激渋。3時間後、いよいよ完成。VTRの佳境に入ったところで、霜降り明星せいやが解答ボタンを押しクイズに当てようとすると有吉「早く正解を見せて欲しんだよ!」。

ふたり目のゲストは鳥居みゆきで「自宅訪問クイズ」。自宅公開は「初めて」だといったものの、彼女の自宅ロケは観たことがあるのでちょっと違和感がしたが、それが結果的に伏線だったとは。「寝室で明らかになった事実とは?」がクイズ。寝室を見て「旦那さんとは別々ですか?」とスタッフが聞くと「え? 私、離婚してます」と突然ここで3年くらい前に離婚していたことを公表。

「離婚はするだろうけどさ!」と発表に驚く有吉。確定申告のころに揉めて、マネージャーに「離婚しちゃうかも」とLINEを送ったつもりが、夫に誤爆してしまい「わかった」と返ってきてしまった「誤爆離婚」だと。慌てて留守電に「初めてです。『な~んちゃって』って言ったの(笑)」。が、結局、今後も仲よく居つづけるために離婚を選んだそう。ずっと「ザ・鳥居みゆき」で変わらない感じでよかった。あと鳥居が「みちょぱ」を「が~まるちょば」と呼んだのが何気に一番おもしろかった。


この記事の画像(全2枚)


関連記事

この記事が掲載されているカテゴリ

てれびのスキマ

Written by

てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。