「カツラ取りIKKO」「濡れ志らく」千鳥のたとえが冴え渡った『相席食堂』ゴールデンSP(てれびのスキマ)

千鳥『クイック・ジャパン』vol.136

文=てれびのスキマ 編集=梅山織愛
トップ画像=『クイック・ジャパン』vol.136より


テレビっ子のライター“てれびのスキマ”が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。2020年から毎日欠かさず更新中。


『相席食堂』

ゴールデン2時間SP。オープニングで「スタッフ、逆に3回目で緊張感なさ過ぎよー」と大悟。

最初の旅人はEXILE ATSUSHI。その風貌を見て「ヤンキーですか?」とノブが言ってからたとえ大喜利が始まり、「高岸」「アイパー滝沢」「カツラ取りIKKO」などと大悟がATSUSHIをたとえていく。

立川志らくが温泉上がりの姿から登場すると「濡れ志らく」といかにも千鳥な表現。その志らくは『クセがスゴいネタGP』にクセのスゴいキャラコントがあるから出たくてしょうがないと語る。「スベればスベるほどおもしろい」から出てほしいと大悟。これは実現してほしい。

綾小路翔の旅では、きみちゃん・ふみちゃんやヤッホーのインストラクターなどクセのスゴい強烈キャラが連続で登場。独壇場で話しつづけるヤッホーのインストラクターに辟易している綾小路の表情を見逃さず「翔さんの全部の顔が出てた」とノブ。大悟「手、前にして人がこの顔したら帰りたいときなんよ(笑)」。

最後の旅人は郷ひろみ。いつもどおり「レッツゴー!」などとハイテンション。街行く人にもフランクで「甘み、旨味、ひろみ」などとおちゃめにギャグを挟みつつ、「逢いたくてしかたない」「言えないよ」など自分の持ち歌の曲名を使うサービス精神でひとり番組が違うかのような完璧なロケ。好き過ぎて腰を抜かしてしまうファンも。

「素晴らしいバイタリティ」「オープニングと同じ顔で終わる。これがスター!」と千鳥のふたりも絶賛。

『午前0時の森』

理想の上司ランキングで水卜麻美が6年連続1位になったという話題から若林がこうしたランキングに入っているアンケートが紹介される。

「童顔の可愛い男性芸能人」では、24位。「好きな司会者ランキング」では19位。「逆の意味になる」と苦笑する若林。特に後者のランキングには上位に入りたいが「ベスト10入る隙間ある?」と水卜に聞くも「ない」と即答されてしまう。

1位に君臨しているのが上田。以前、一緒にロケをした際(『上田若林の撮れ高』)、愛され方がハンパないと感じたという若林。逆に自分にはほとんど声がかけられず、声がかかっても『スカッとジャパン』や『家事ヤロウ』見ました、などと出てもいない番組を言われるそう。

以前、同じ地味顔仲間のノブと話したとき、自分たちは「培養液に脳が浮かんでいるだけ」に見えていると言われたと。スゴい表現。

スタッフから怒鳴られたことはあるかという質問に水卜が「ない」と答えると、確かに怒号は聞かなくなったと若林。2008~09年ごろまでは聞こえてたけど、水卜が局に入社した2010年ごろから聞こえなくなったと。そのあたりがテレビ業界のひとつのターニングポイントになっているのだなと興味深かった。


『爆問×伯山の刺さルール!』

今回特集されるのはパッション屋良。伯山休養のため代理司会がせいやに。大喜利嫌いの田中ではなくせいやというのがおもしろい。「これなんかトークもたっぷり聞いてくださいって言われたんですけど、いつ聞けばいい? VTR見て大喜利してどこで?」と戸惑うせいや。

むしろこの番組で大喜利好きになった感がある田中はこの日も話を遮って「勝手に手が……」とボタンを押して答え、「ほんまに『ケンミンSHOW』の司会やってます?」とせいやにツッコまれるほど。そんななかで「パッションモデル」など名回答も。この番組で大喜利の才能が開花するのではないか。 ゲスト回答者はAマッソ加納。「Bマッソは今日来ないの?」「加納典明の娘」などという太田の軽いボケを「はい、オモンない~」で切り捨てる加納とのやりとりが姪っ子と親戚のおじさんのようで楽しい。

【関連】キスマイ千賀、和田アキ子ら出演の『相席食堂』ゴールデンSPで光った千鳥のツッコミ力


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  • 【連載】きのうのテレビ(てれびのスキマ)

    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2021年のテレビ鑑賞記録。

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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