松本人志「審査員にAMEMIYAがいたらしんいちに入れない」『R-1』の審査結果を分析(てれびのスキマ)

2022.3.21

テレビっ子のライター“てれびのスキマ”が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。2020年から毎日欠かさず更新中。


『ワイドナショー』

『R-1グランプリ』王者のお見送り芸人しんいちが登場し、ネタを披露。「『4時ですよ―だ』最終回、みんなが引くくらい泣いていた松本さん、好き~♪」などとスタジオの出演者もイジる。

さらに準優勝のZAZYも出演。松本は「しんいちくんとZAZYと吉住、この3人がグーチョキパーの関係のような気がして。このふたりがやるとちょっとZAZY不利かなと思ったのよ。吉住とZAZYやったらZAZYが勝てるし、たぶん、しんいちくんと吉住やったら吉住になるんちゃうかな」と相性の妙を語る。

「審査員が現役5人じゃない? ああなると自分の世界観と違う人を選ぶ傾向があるなあとすごく感じたね。だからギター持って歌うっていうのが誰もいなかったでしょ。あそこ審査員にAMEMIYAがいたら、AMEMIYAはしんいちに入れないのよ」などと「ま、AMEMIYAはあそこにいれないですけどね」とオチをつけながら分析。

ZAZYもネタを披露すると「ネタ時間をちょっと短くとかできなかったですか? たぶん僕より長かった」とまたもしんいち vs ZAZYの小競り合いが始まる。このライバル関係はやっぱりおもしろい。エンディングまでスタジオに残っていたしんいちに対し、ZAZYは別の仕事があるため、飛び出しで参加できず。松本に「ZAZYのほうが忙しいやんか」と言われ、しんいち「なんでですか!?」。

ABEMA『しくじり先生』

「末期状態」だという「ゾフィーの今後を考える」。上田は、現在は居酒屋の会長も務め、借金4000万があるという相方のサイトウを「ずっと間違えつづけている」と評す。

そんなふたりの間に決定的な“事件”が起こったのが去年の9月。サイトウが飲み歩いた末に濃厚接触者となり『キングオブコント』の予選でビデオ審査となってしまい、結果、敗退したという。

「お世話になっている先輩からの誘いを、普段飲めない方もいたため貴重な場だと思い断れなかった」というサイトウ。実はゲストのザ・マミィ酒井もサイトウから同じ飲み会に誘われていて、時期を考えそれを断ったそう。結果的に彼らは準優勝という結果を残すのだから、「もう殺しちゃうかもしれない」と上田が荒れるのも無理はない重い選択だったといえるだろう。

「僕らが勝負できるところはここじゃないですか。テレビとかが少なくなったりするのは別にいい。でもやっぱりここには全力で飛び込むしかないじゃないですか。それを1週間前に飲みに行ってナシにするのは絶対ナシじゃない?って」と真っ当に訴える上田。

しかもサイトウは以前からタバコやお酒でやらかして注意を受けたそう。「悪気はなかった」というサイトウの弁解が何もわかっていないことを如実に表している。

上田は、仕切りができない、ネタを覚えられない、「チェだぜ!」を言えないなどのサイトウの問題点を挙げていく。「このパターンで治った芸人見たことないもん」という若林は、仕切りも上田がやるべきで、「チェだぜ!」も最初に上田が言うべきだと。

「春日のトゥースもそうだから」と助言。若林「上田くんは人生、修業だね。不満言っても視聴者は笑わないから。だから荒行だと思って生きていこう」。

サイトウに対しては「もっとわかりやすくクズな部分を出していくべき」という結論に。どっちつかずの答えを言うサイトウには澤部が「どっちかなんだよ、お笑いって! 激辛食べて『まあまあ辛いですね』ってあるか? 『辛っ!』か、『全然辛くないですね』ってバクバク食うか、どっちかなんだよ!」と強い口調で注意。

「クズじゃない扱いをずっとしてて2年間ぐちゃぐちゃになってた。ちゃんとクズ扱いしていいんだと思ったら立ち回りがハッキリ見えてきた」と上田。最後にノブコブ徳井が「適材適所だと思う。足引っ張ているように見えるけど、個性が出たら上田くんを助けることはいっぱいあると思う」とフォロー。正規の『しくじり先生』と「しくじり学園お笑い研究部」がちょうどよくブレンドされたような濃い回だった。


明日観たい番組:『ぼる塾のいいじゃないキッチン』最終回など

『千鳥の幸せ福引き旅』(NHK)もう中学生、蛙亭。

『華大さんと千鳥くん』(フジ)「人気メニュー当てれば100万円!カウントダウン6」佐藤隆太、ハリセンボン近藤春菜。

『ロンドンハーツ』(テレ朝)「M-1ファイナリスト中間報告」。

『作画プレゼン!刺さルール』(テレ朝)「あの伝説の芸人に密着」。

『フリースタイルティーチャー』(テレ朝)2 on 2バトル。

『ぼる塾のいいじゃないキッチン』(テレ朝)最終回。「さらば森田×楽しく終わったっていいじゃない」。

『~凪咲と芸人~マッチング』(テレ朝)に、ハリウッドザコシショウ。

『真夜中のデパート自由に使えたら』(テレ東)MC:バナナマン/野田クリスタル、酒井貴士、松村沙友理。

『徹子の部屋』(テレ朝)に、反町隆史。

創作テレビドラマ大賞『家出娘』(NHK)木村湖音、ファーストサマーウイカ。

特集ドラマ『ペットにドはまりして、会社辞めました』(NHK)松本穂香。

【関連】『R-1グランプリ』決勝の模様と審査員コメントを振り返る


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    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2021年のテレビ鑑賞記録。

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てれびのスキマ

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。