ニューヨーク屋敷、オードリーに結婚報告。ラジオでの発表を控え「バレたらここを疑いますよ(笑)」(てれびのスキマ)

2022.3.17

テレビっ子のライター“てれびのスキマ”が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。2020年から毎日欠かさず更新中。


『あちこちオードリー』

ゲストは井上咲楽とニューヨーク。

ニューヨークはこれが3回目の番組出演で「芸能界の定期報告」だと。「優勝して忙しくなるの嫌だ」→「著名人抱きたい」→「抱けないことがわかりました」と変遷していく発言に、「回を増すごとにテレビ仕様のニューヨークになっていく」と若林。

金はあるけどコロナ禍で女性と遊べないと「かちこちオードリー」化するが、途中で結婚願望はあるかという話題になり、話しにくそうな表情になる屋敷。

一瞬、嶋佐のほうを見て確認をすると「結婚、昨日したんですよ」と突然の発表。実はラジオでの発表を控えていたそう。屋敷「もし(それまでに)バレたらここをすぐ疑いますよ(笑)」。

大好きな番組ができても終わることを想像してしまうというニューヨークに、若林も共感。局の上層部が変わると「変わったからよくなった」という手柄が欲しいから「長いこと人気があった番組ですら終わらせる」ことがあるのだと。

ここで「編成部長が変わるタイミングは注意!」という佐久間Pによる生々しいカンペが。

「芸人に憧れ、芸人になりたかった」という井上咲楽の、想像以上のバラエティ愛もほとばしる。出演ランキングでトップを獲りたいと野心をあらわにし「休みなんて気が狂いそう」と語る。

NGも全然なく、ウケるなら「乳首も全然出します」とあっけらかんと語る。「うんこを塗りたくってもいい」と、なおも激ヤバ発言をする井上。

「本当に私がやりたいことは、でっかいトイレでみんながフチに座ってうんこをして、私が便器の下でカゴを持ってわーって集める仕事。ゴールデンで」とぶっ飛んだことを言う彼女に、「何その仕事!」と一斉にツッコミ。

そこから「対決にしたほうがいい」などとあり得ない番組企画を練っていく面々に誰と対戦したいかと聞かれ、「島田洋七」と答える井上。春日「どうなってんだよ、頭の中!(笑)」。井上咲楽、底知れな過ぎる。

『浦沢直樹の漫勉neo』

密着されたのは『宮本から君へ』などの漫画家・新井英樹。

浦沢との対談場所はSM系グッズが並ぶカミングアウトサロン(おそらく新井が17周年記念グッズをデザインした「ユリイカ」)。「俺のものを読む人に挑みかかるし、その価値観を揺らしたいっていうのがあってやってるから、たぶんそれは明らかに加害行為」と自身のマンガを語る新井。

仕事場はいかにも漫画家というように雑然と物が置かれており、締め切りに追われている。スピード感のある絵柄とは裏腹に、ペン先のスピードはかなり遅めなのが意外。

「うまい絵を描く人を見ると自身のコンプレックスを感じる」と語る新井に、浦沢が『キーチ!!』幼稚園編の絵を「うんまいわ!」と絶賛しながら持論を展開すると、新井「今『え、あの浦沢直樹が俺のあの絵をうまいわって言うの?』ってちょっと飛んじゃって(笑)」。

小4のころに父親がつげ義春のマンガを買ってきて、読んだときに衝撃を受けた新井。「やる以上、『描いちゃいけないものを描きたい』っていうのは絶対根っこにある」。

40代になったころに30キロも太ってしまった新井は、家に引きこもるように。50歳になる直前、外に出ない自分に「人間」の何がわかるんだと思い、外に出ることを決心。

その際、何か自分は「一生やろうなんて考えなかったことをやろう」と決めて、家族に「女装します」と宣言。引きこもりから女装という飛躍がおもしろい。おそらくそこからSM系の世界にも行ったのではないか。

新井「外に出てすごいよかったのは、自分が描いているキャラがやたら濃いとか、そんな奴はいないってよく言われるんだけど、出た界隈がけっこう濃い人物が多過ぎて『俺の描いたキャラ薄かったな』って(笑)」。

冒頭で浦沢が、マンガの原稿用紙は漫画家の妄想や思い、思想やらが入って「ズッシリ重くなる」と語っていたけど、まさに一枚一枚が重い執筆現場だった。


明日観たい番組:『ネタパレ』SP、豪華コラボネタとキャラネタNo.1決定戦!

『タモリステーション』(テレ朝)「緊急生放送~欧州とロシアの狭間で ウクライナ戦争の真実~」。

『中居正広の金スマ』(TBS)「ずん飯尾☆波瀾万丈めし!」。

『ネタパレ』(フジ)「豪華コラボ&キャラネタNo.1決定!70分SP」南原×増田貴久×ゾフィー、ココリコ田中×友近、テツトモ×レイザーラモンRG、千原ジュニア×永野。

『タモリ倶楽部』(テレ朝)「居抜き物件グランプリ2022」。

『ジロジロ有吉』(TBS)「50m氷の滝登りに崖っぷち女性芸人が挑む!」エルフはる。

『久保みねヒャダこじらせナイト』(フジ)阿佐ヶ谷姉妹。

『ドキュメント72時間』(NHK)「真冬の津軽の列車にて」。

【関連】「好きな芸人ランキング」1位・ニューヨークは本当かガチ検証


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  • 【連載】きのうのテレビ(てれびのスキマ)

    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2020年のテレビ鑑賞記録。

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てれびのスキマ

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。